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注目

【無意識と宇宙】唯識三十頌 Triṃśikā-vijñapti-mātratā (Thirty Verses on Consciousness Only)

  アインシュタインが「天才」と称した物理学者、ニコラ・テスラが説いたように、宇宙(万物)が周波数で出来ているとしたら、「読経」はその周波数を、その内容とともに発しているのだろうか。。。  ユングの集合的無意識のさらに奥を明かすらしい「唯識三十頌」を読誦してみた。宇宙に届くだろうか。。。 「唯識三十頌」 “Following Nikola Tesla—the physicist whom Einstein called a ‘genius’—if the universe (all things) is made of frequency, then perhaps chanting sutras releases those very frequencies along with the meanings they carry… I tried reciting Vasubandhu’s Thirty Verses on Consciousness-Only (Vijñaptimātratā-triṃśikā), which speaks of a stratum deeper than Jung’s collective unconscious—namely the ālayavijñāna. Will it reach the cosmos…?” Thirty Verses on Consciousness-Only (Vijñaptimātratā-triṃśikā) English Subtitles Version

詩「空襲前夜」(西日本新聞 詩2008)〜「6・19「福岡大空襲」の日に寄せて

本日6月19日は「福岡大空襲の日」。
当時、米軍は空襲前に避難勧告ビラなるものを空から撒いていたそうだ。そこから想を得て詩作した。2008年、「西日本新聞 文化欄」の「詩2008」に寄稿したものを、ここに再掲する。


2008年6月16日付「西日本新聞 詩2008」より
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「空襲前夜」

 日本國民に告ぐ。即刻都市を待避せよ!
 私はB29の観測官、来月で31になる二児の父親だ。妻は産後の肥立ちが悪く、ずっと私の実家で寝込んでいる。だから、いっそこのまま故郷・サンディエゴへ飛び帰りたい気分だ。心配で夜も眠れない。
 あなた方もそうだろう。わが子や夫を戦地にとられ、しかも連日の空襲警報。私たちを「鬼畜(デビル)」呼ばわりしているのは無念でならないが、死の恐怖に日々おびえていようことは、ゼロ戦の標的になっている私たちと変わりないに違いない。戦争など早く終えてほしいものだよ、大統領!
 あぁ、愛しの妻キャシー。今、フクオカって所を飛行中。マイクは母のお前や妹メグに優しいかい? 家族にはやはり主が必要だ。
 俺はなにを裏書きしてるんだ。こんなビラを撒いたら、軍法会議で即厳罰。しかし、つい書かずにいられなかった。届かないのは元より承知だが、高射砲弾の炸裂は胃ごと吐きそうなほどの衝撃で恐いものだよ。
 眼下でハカタ湾が光っている。君に贈った指輪のようだ。写真の幼い兄妹も祖母と西海岸のまぶしい陽の下で笑っている……。
 我が家と同胞、そしてあなた方の幸福と真の平和を祈りつつ……。

「投下!」


【詩】→「生まれる前から知っていた」
   →「お人好し」

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