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【文語のエロティシズム】〜蒲原有明『有明集』から「愛欲の詩 四篇」を。

  文語(明治期)の色気を求めて土井晩翠から探索を始めたが、「詩人」のバロディーが浮かんだだけで、格調高いがエロティシズムは残念ながら見出せず、続く詩人として「蒲原有明」を読んでみた。  複雑な語彙やリズムを駆使した象徴派詩人として、『独絃哀歌』『春鳥集』『有明集』などを発表。薄田泣菫と併称され、北原白秋、三木露風らに影響を与えた。   蒲原有明(Wikipedia)  死とエロスの香り漂う「われ迷ふ」を作曲してみたが歌で終わるのが物足りなく、朗読することに。  文語の色気をご堪能あれ。 **The Eroticism of Literary Japanese** — Four Poems of Desire from Kambara Ariake’s *Ariake-shū* In search of the sensuality of Meiji-period literary Japanese, the exploration began with Doi Bansui. But aside from the parody “The Poet,” what emerged was grandeur and dignity rather than eroticism. So the search moved on to Kambara Ariake, one of the major poets who emerged after Doi Bansui. A Symbolist poet known for his intricate vocabulary and rhythms, Ariake published such collections as *Dokugen Aika*, *Shunchōshū*, and *Ariake-shū*. Often mentioned alongside Susukida Kyūkin, he went on to influence poets including Kitahara Hakushū and Miki Rofū. from "Kambara Ariake (Wikipedia)"  蒲原有明(Wikipedia) A musical setting was first made f...

(詩)NoHellShow 〜道徳の授業



先生は
おカミが規定した「トラの巻」片手に
子供らにギロンさせる
子供らも賢いもので
何をどう発言すべきか心得ている
何せ「一流大学、一流企業」
もしくは「国家公務員」が夢なのだから
内申書に汚点は残せない
心にもない「キレイゴト」を互いに述べる
それこそ先生が最も望んでいること
あたしたちは役者なのだから
演出家の望みどおりに役をこなす
そうしてあたしたちは「5」をもらい
大人たちは給料をもらう
茶番とわかっていても
食っていくためには仕方ない
本心を剥き出しにしたら
それこそお縄だ
だから
先生の顔色をうかがいながら発言する
反論を求められれば
一応出してみる
でも
それは理想の答えを導くための方便に過ぎず
決して心からの反論ではない
いや
そもそも反論など思い浮かばないし
浮かんだところで
口に出すつもりもない
なぜなら
そんな台本にないアドリブをやろうものなら
とんでもない制裁を食らう
ギロンが紛糾して
大切な給食時間や昼休みが削られる
「授業内容」なんて無いようなもので
(だって、芝居を演じればいいのだから)
つつがなく済ませば
みんなも先生も気分良くチャイムとともに終われるのに
下手にジロンなど持ち出されては困るのだ
だから
「臭いものには蓋」さながらに
キレイゴトでやり過ごせばいいのだ
先生もそれがお望みなのだ
それに反するから
ひどい目に遭う
学校とは
いかに人生をひどい目に遭わず過ごすかを教え込む
「お利口さん工場」である
たくさんたくさん「お利口」を世に出せば
それだけ
国も発展する
個々人も決まった給料がもらえて幸せだ
幸せに
真実だの虚飾だの無関係
人は食ってゆかねばならないのだ
「道徳」はだから
そういう意味で
実に「道徳」的なのであるーー



(昨日に引き続き、暑さに参ってる。昨今のニュースにも。。。)

【詩】→「洗濯おばさん」








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