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【クリスマスは孔雀の聖歌で〜W.B.イェイツ「孔雀」】A poetry chant for Christmas Eve. “The Peacock” by W. B. Yeats

  本日はクリスマスイブ。七面鳥がふさわしいところだが、父親の県展入選の写真を使わせてもらうことにして、孔雀でお許しください。真っ白の羽の孔雀だが、動画制作中、彩色の誘惑に駆られ、ヴィジュアルに傾いてしまった。まあ、クリスマスでもあるし、美を意識してのこととご勘弁ください。 戦後80年も、残すところ一週間。戦闘機の代わりに「熊」が襲来する一年だった。来年こそ、まともな年になりますように。。。    動画の詩「孔雀」は、W .B.イエーツ、中期の詩集「レスポンシビリティーズ」所収。世俗的な富より美こそ、と謳う。グレゴリオ聖歌などとても歌えないが、たまには美しいものを、と原文の美麗さに乗って口ずさんだもの。お気に召していただければ幸い。  Today is Christmas Eve.  A turkey would be more appropriate, perhaps, but instead I have borrowed a photograph by my father—one that was once selected for a prefectural exhibition—and ask your forgiveness for presenting a peacock instead. This peacock, with its pure white feathers, was meant to remain unadorned. Yet during the process of making the video, I found myself tempted by color, and the work gradually leaned toward the visual. Since it is Christmas, I hope you will allow this indulgence as an offering to beauty.  Eighty years since the end of the war, with only one week left in the year. It has been a year in which “bears,” rather than fighter jets, came ru...

(詩)NoHellShow 〜道徳の授業



先生は
おカミが規定した「トラの巻」片手に
子供らにギロンさせる
子供らも賢いもので
何をどう発言すべきか心得ている
何せ「一流大学、一流企業」
もしくは「国家公務員」が夢なのだから
内申書に汚点は残せない
心にもない「キレイゴト」を互いに述べる
それこそ先生が最も望んでいること
あたしたちは役者なのだから
演出家の望みどおりに役をこなす
そうしてあたしたちは「5」をもらい
大人たちは給料をもらう
茶番とわかっていても
食っていくためには仕方ない
本心を剥き出しにしたら
それこそお縄だ
だから
先生の顔色をうかがいながら発言する
反論を求められれば
一応出してみる
でも
それは理想の答えを導くための方便に過ぎず
決して心からの反論ではない
いや
そもそも反論など思い浮かばないし
浮かんだところで
口に出すつもりもない
なぜなら
そんな台本にないアドリブをやろうものなら
とんでもない制裁を食らう
ギロンが紛糾して
大切な給食時間や昼休みが削られる
「授業内容」なんて無いようなもので
(だって、芝居を演じればいいのだから)
つつがなく済ませば
みんなも先生も気分良くチャイムとともに終われるのに
下手にジロンなど持ち出されては困るのだ
だから
「臭いものには蓋」さながらに
キレイゴトでやり過ごせばいいのだ
先生もそれがお望みなのだ
それに反するから
ひどい目に遭う
学校とは
いかに人生をひどい目に遭わず過ごすかを教え込む
「お利口さん工場」である
たくさんたくさん「お利口」を世に出せば
それだけ
国も発展する
個々人も決まった給料がもらえて幸せだ
幸せに
真実だの虚飾だの無関係
人は食ってゆかねばならないのだ
「道徳」はだから
そういう意味で
実に「道徳」的なのであるーー



(昨日に引き続き、暑さに参ってる。昨今のニュースにも。。。)

【詩】→「洗濯おばさん」








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