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【建国記念の日に寄せて】雅楽朗誦『紀元節』“Kigensetsu”〜 National Foundation Day

  本日・2月11日「建国記念の日」に寄せて「雅楽朗誦」を制作。 タイトルは『紀元節』。元は唱歌を、朗読で構成。投票率が六割満たぬ選挙が終わり、冬季オリンピックで日の丸が揚がるなか、この日を迎える。これからの日本は、、、と考える一日。。。  Today, on February 11—Japan’s National Foundation Day—I released a new piece titled “Gagaku Recitation.”  The work is called “Kigensetsu.” It is based on an old school song, restructured as a spoken recitation. An election has just ended, with voter turnout failing to reach 60%, and the Japanese flag is being raised at the Winter Olympics as this day arrives.  It’s a day that makes me pause and wonder—what will become of Japan from here on?

(詩)脅威と幸福 (俳句)静けさや



静けさや胸に染み入る居ぬの咆哮(こえ)

脅威を知った
それは
静寂だ

静寂は好きである
物書きには絶好の環境だ
ファミレスの雑踏でも
構わない
それが環境音と響くからだ


咆哮は違う
それも
甲高く鋭い
心臓を刺してくるような尖った喚き
それが
今日はないのだ
静かである
そして
不気味である
それが却って私を落ち着かなくなせている

確かに咆哮に見舞われると
自分も同類となって
吠え返したくなるほど
憎悪に熱くなる
そして
その日、一日が苛立ちに染まる
夢も希望も幻想も
全て失意の闇に消し去られてしまう
いっそ死んでしまいたくなる
畜生ごときに打ちのめされるのだ

だが、である
今度はそれが無い、となると
また憂鬱に沈む
今は静かだが、明日はきっとうるさいに決まっている
またも、あの狂ったような喚きの地獄に見舞われる
そう思うと
この静寂が実際に吠えられている時以上の憂鬱な暗雲を
胸に運んでくるのである

つまりは
静寂だろうが叫喚だろうが
不幸に違いは無い
こんな私ゆえ
いくらジャンボ宝くじに当選しようが
詩集が名高い賞に輝こうが
人も羨む美女を恋人に持とうが
幸福など訪れぬだろう
幸福はだから
私が先に逝くか
ヤツが先に逝くかのいずれかである

私の日常は
だから
それほど幸福と言えなくもない
富や名声とは無縁なのだから


【詩】→「向かいのクロ」


麓を走る電車の音に反応し
泣き出すような

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