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【文語のエロティシズム】〜蒲原有明『有明集』から「愛欲の詩 四篇」を。

  文語(明治期)の色気を求めて土井晩翠から探索を始めたが、「詩人」のバロディーが浮かんだだけで、格調高いがエロティシズムは残念ながら見出せず、続く詩人として「蒲原有明」を読んでみた。  複雑な語彙やリズムを駆使した象徴派詩人として、『独絃哀歌』『春鳥集』『有明集』などを発表。薄田泣菫と併称され、北原白秋、三木露風らに影響を与えた。   蒲原有明(Wikipedia)  死とエロスの香り漂う「われ迷ふ」を作曲してみたが歌で終わるのが物足りなく、朗読することに。  文語の色気をご堪能あれ。 **The Eroticism of Literary Japanese** — Four Poems of Desire from Kambara Ariake’s *Ariake-shū* In search of the sensuality of Meiji-period literary Japanese, the exploration began with Doi Bansui. But aside from the parody “The Poet,” what emerged was grandeur and dignity rather than eroticism. So the search moved on to Kambara Ariake, one of the major poets who emerged after Doi Bansui. A Symbolist poet known for his intricate vocabulary and rhythms, Ariake published such collections as *Dokugen Aika*, *Shunchōshū*, and *Ariake-shū*. Often mentioned alongside Susukida Kyūkin, he went on to influence poets including Kitahara Hakushū and Miki Rofū. from "Kambara Ariake (Wikipedia)"  蒲原有明(Wikipedia) A musical setting was first made f...

(夢)(フォト拝句)さびしさや




さびしさや君の瞳に愛飢え男


 きょうは憧れの人の舞台。場所は劇場というより、カフェバー。まだ早いのか、テーブルや椅子が普通どおり置かれている。ステージが設けられているわけでもない。客は数人ほど。見知った顔はない。不安になる。
 ご当人が現れた。友人らしきを見つけるなり、笑顔でそちらへ駆け寄る。なんて可憐なのだろう。永遠に歳を取らないのも魅力である。
 ひとりぽつんと座っている私に気づいたのか、なんとなく嫌そうな表情と足取りでゆっくり歩み寄ってきた。私にだけこんな態度なのだろうと思うと、悲しくなると同時に悔しい。演劇界のスターはこの一人の存在だけを嫌悪しているのである。
「きょうはお芝居あるのかな」
 私は平静を装って訊いた。が、返ってきた答えは、いつも通りそっけないものだった。
「きょうは無いのよ」
「無い? どういうこと?」
「きょうはトーク」
「トーク?」
 それには答えず、さっと背を向け、また楽しげな声でさっきの友人の輪に戻る。私は再び寂しさに沈む。明るい会話が響けば響くほど、居たたまれなくなる。
 後味悪さが残る一夜だった。


 さびしさや君の瞳に愛飢え男 POETAQ


【夢+フォト拝句】→「映画ロケ」

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