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【八代亜紀・舟唄に学ぶ〜装い新たに】『山茶花(さざんか)』

 大昔、太鼓と共に歌ったことのある詩を再現。  尺八、アコギ、ストリングスで演出。編集には、八代亜紀の「舟唄」を何度も聞いて学ぶ。 編曲の力は絶大。まさに生殺与奪、その詩、曲を生かすも殺すもアレンジ次第と痛感させられた。  I recreated a poem I once performed long ago, singing it alongside taiko drums. This time I arranged it with shakuhachi, acoustic guitar, and strings. While editing, I studied by listening to Yashiro Aki’s “Funauta” over and over. (Yashiro Aki is the late Japanese Singer.)The power of arrangement is immense—truly a matter of life and death. It made me realize, painfully, that whether a poem or song is brought to life or ruined depends on the arrangement.

(夢)(フォト拝句)さびしさや




さびしさや君の瞳に愛飢え男


 きょうは憧れの人の舞台。場所は劇場というより、カフェバー。まだ早いのか、テーブルや椅子が普通どおり置かれている。ステージが設けられているわけでもない。客は数人ほど。見知った顔はない。不安になる。
 ご当人が現れた。友人らしきを見つけるなり、笑顔でそちらへ駆け寄る。なんて可憐なのだろう。永遠に歳を取らないのも魅力である。
 ひとりぽつんと座っている私に気づいたのか、なんとなく嫌そうな表情と足取りでゆっくり歩み寄ってきた。私にだけこんな態度なのだろうと思うと、悲しくなると同時に悔しい。演劇界のスターはこの一人の存在だけを嫌悪しているのである。
「きょうはお芝居あるのかな」
 私は平静を装って訊いた。が、返ってきた答えは、いつも通りそっけないものだった。
「きょうは無いのよ」
「無い? どういうこと?」
「きょうはトーク」
「トーク?」
 それには答えず、さっと背を向け、また楽しげな声でさっきの友人の輪に戻る。私は再び寂しさに沈む。明るい会話が響けば響くほど、居たたまれなくなる。
 後味悪さが残る一夜だった。


 さびしさや君の瞳に愛飢え男 POETAQ


【夢+フォト拝句】→「映画ロケ」

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