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注目

【無意識と宇宙】唯識三十頌 Triṃśikā-vijñapti-mātratā (Thirty Verses on Consciousness Only)

  アインシュタインが「天才」と称した物理学者、ニコラ・テスラが説いたように、宇宙(万物)が周波数で出来ているとしたら、「読経」はその周波数を、その内容とともに発しているのだろうか。。。  ユングの集合的無意識のさらに奥を明かすらしい「唯識三十頌」を読誦してみた。宇宙に届くだろうか。。。 「唯識三十頌」 “Following Nikola Tesla—the physicist whom Einstein called a ‘genius’—if the universe (all things) is made of frequency, then perhaps chanting sutras releases those very frequencies along with the meanings they carry… I tried reciting Vasubandhu’s Thirty Verses on Consciousness-Only (Vijñaptimātratā-triṃśikā), which speaks of a stratum deeper than Jung’s collective unconscious—namely the ālayavijñāna. Will it reach the cosmos…?” Thirty Verses on Consciousness-Only (Vijñaptimātratā-triṃśikā) English Subtitles Version

(夢)(フォト拝句)さびしさや




さびしさや君の瞳に愛飢え男


 きょうは憧れの人の舞台。場所は劇場というより、カフェバー。まだ早いのか、テーブルや椅子が普通どおり置かれている。ステージが設けられているわけでもない。客は数人ほど。見知った顔はない。不安になる。
 ご当人が現れた。友人らしきを見つけるなり、笑顔でそちらへ駆け寄る。なんて可憐なのだろう。永遠に歳を取らないのも魅力である。
 ひとりぽつんと座っている私に気づいたのか、なんとなく嫌そうな表情と足取りでゆっくり歩み寄ってきた。私にだけこんな態度なのだろうと思うと、悲しくなると同時に悔しい。演劇界のスターはこの一人の存在だけを嫌悪しているのである。
「きょうはお芝居あるのかな」
 私は平静を装って訊いた。が、返ってきた答えは、いつも通りそっけないものだった。
「きょうは無いのよ」
「無い? どういうこと?」
「きょうはトーク」
「トーク?」
 それには答えず、さっと背を向け、また楽しげな声でさっきの友人の輪に戻る。私は再び寂しさに沈む。明るい会話が響けば響くほど、居たたまれなくなる。
 後味悪さが残る一夜だった。


 さびしさや君の瞳に愛飢え男 POETAQ


【夢+フォト拝句】→「映画ロケ」

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