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【悲憤のシェイクスピア〜Sonnet 66をジャズで朗唱】 Indignant Shakespeare — Reciting Sonnet 66 in Jazz

  全てに疲れ切って……  400年前も現在も変わらぬ世情。加えて、酷暑(摂氏40℃)に迫る暑さがアパシーを増幅する。こうなると、もはや怒る気は失せ、気休めに吹き付ける微風に身を任せるように軽快なジャズ朗唱でも試みるか、と作ったのが、今回の「ジャズ・シェイクスピア ソネット66」。ご視聴頂ければ幸いです。 “Tir’d with all these...” The world, it seems, has changed little over the past four hundred years. And now, with the scorching heat approaching 40°C, even apathy grows heavier. At such a point, one no longer feels much like getting angry. Instead, as if surrendering oneself to a faint breeze blowing only for comfort, I found myself trying a light jazz recitation. That is how this piece, Jazz Shakespeare: Sonnet 66 , came into being. I hope you will enjoy it.

(夢)(フォト拝句)さびしさや




さびしさや君の瞳に愛飢え男


 きょうは憧れの人の舞台。場所は劇場というより、カフェバー。まだ早いのか、テーブルや椅子が普通どおり置かれている。ステージが設けられているわけでもない。客は数人ほど。見知った顔はない。不安になる。
 ご当人が現れた。友人らしきを見つけるなり、笑顔でそちらへ駆け寄る。なんて可憐なのだろう。永遠に歳を取らないのも魅力である。
 ひとりぽつんと座っている私に気づいたのか、なんとなく嫌そうな表情と足取りでゆっくり歩み寄ってきた。私にだけこんな態度なのだろうと思うと、悲しくなると同時に悔しい。演劇界のスターはこの一人の存在だけを嫌悪しているのである。
「きょうはお芝居あるのかな」
 私は平静を装って訊いた。が、返ってきた答えは、いつも通りそっけないものだった。
「きょうは無いのよ」
「無い? どういうこと?」
「きょうはトーク」
「トーク?」
 それには答えず、さっと背を向け、また楽しげな声でさっきの友人の輪に戻る。私は再び寂しさに沈む。明るい会話が響けば響くほど、居たたまれなくなる。
 後味悪さが残る一夜だった。


 さびしさや君の瞳に愛飢え男 POETAQ


【夢+フォト拝句】→「映画ロケ」

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