【為政者よ、見習え!】海陸の賊徒を討ち、国家人民を安ず〜印度副王宛 豊臣秀吉書翰 〜天正十九 (1591)年
20日の投票日に向けて、参議院選挙たけなわ。 全ての言葉が空虚に響いてならない。 為政者よ、政治家よ、候補者よ、「吾邦(わがくに)已に晏然(あんぜん)たり」と言い切る秀吉を見習え!、との思いで制作。当時の覇権国ポルトガル国(ポルトガル領インド)の副王に容赦ない関白の気概が伝われば幸いです。 印度副王宛 豊臣秀吉書翰 〜天正十九 (1591)年
梅雨入り前の爽やかな時節、四人の殿方が身勝手な女性観を展開させる(源氏を除いて?)、『源氏物語』第二帖「帚木」(谷崎潤一郎訳)に「五月(さつき)の長雨」とあり、カレンダーも丁度この月ということで、この笑えるポリフォニックな場面を朗読してみた。
源氏「何に基づいて上中下の三つに分けるべきだろう」
頭中将「心に叶う女というものは得がたいもの」
藤式部丞「学問もなし、才能もない女だと、一方では思いながら、ただ何となく気に入って宿世(すくせ)の縁に引きずられて行く」
左馬頭「男でも女でも、下司(げす)な人間ほど、自分の持っている僅かな知識を残らず外へ見せ尽くそうとします」
『谷崎潤一郎全集』第27巻(中央公論社刊)より
ショパンの前奏曲「雨だれ」(MIDI演奏)と共に、雨夜のひとときをお楽しみください。
千年以上も前に、ポリフォニー(多声)の劇的描写が見事に展開されている『源氏物語』中の、笑える、というより考えさせられる場面〜「雨夜の品定め」に、
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