スキップしてメイン コンテンツに移動

注目

【桜の開花に寄せて】サイタ サイタ サクラ ガ サイタ『小學國語讀本』

  昨日3月16日(月)、全国のトップを切って、岐阜と高知でソメイヨシノが開花したそうだ。 (参照 【天気】高知と岐阜で桜開花! 今週は開花ラッシュか(Yahooニュース)  気象予報士の嬉々とした声に、季節が徐々に早まっていく危惧はうかがえない。  サイタ サイタ サクラ ガ サイタ。。。  戦前の国語の教科書を読んでみた。  Yesterday, Monday, March 16, it was reported that the Somei-yoshino cherry blossoms began blooming in Gifu and Kochi Prefectures, the first in the nation this year.  Listening to the cheerful voice of the weather forecaster, one hears no hint of concern that the seasons themselves seem to be arriving earlier and earlier.  Bloomed, bloomed—the cherry blossoms have bloomed…  I tried reading a Japanese language textbook from before the war.

【雨夜の品定め】殿方(とのがた)の身勝手な女性観 冷徹な紫式部の観察眼 谷崎潤一郎訳『源氏物語』(帚木)から

  梅雨入り前の爽やかな時節、四人の殿方が身勝手な女性観を展開させる(源氏を除いて?)、『源氏物語』第二帖「帚木」(谷崎潤一郎訳)に「五月(さつき)の長雨」とあり、カレンダーも丁度この月ということで、この笑えるポリフォニックな場面を朗読してみた。


源氏「何に基づいて上中下の三つに分けるべきだろう」

頭中将「心に叶う女というものは得がたいもの」

藤式部丞「学問もなし、才能もない女だと、一方では思いながら、ただ何となく気に入って宿世(すくせ)の縁に引きずられて行く」

左馬頭「男でも女でも、下司(げす)な人間ほど、自分の持っている僅かな知識を残らず外へ見せ尽くそうとします」

『谷崎潤一郎全集』第27巻(中央公論社刊)より


 ショパンの前奏曲「雨だれ」(MIDI演奏)と共に、雨夜のひとときをお楽しみください。









千年以上も前に、ポリフォニー(多声)の劇的描写が見事に展開されている『源氏物語』中の、笑える、というより考えさせられる場面〜「雨夜の品定め」に、

コメント