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注目

【終戦80周年】『愛國百人一首』『戦争(作・与謝野晶子)』を詠む

  8月15日を迎えた。終戦80周年(海外では、日本が降伏文書に署名した9月2日)に寄せて、二作を制作。祈りの一日。。。 『愛國百人一首』 ロック詩『戦争』与謝野晶子 August 15 has come — the 80th anniversary of the end of the war. (Overseas, the date is marked as September 2, when Japan signed the Instrument of Surrender.) On this day of prayer, I completed two new works. 【English Subs】80 Years After WWII /100 Patriotic Tanka Poems (1942): Samurai Spirit in Prewar Japan “War(戦争)” Yosano Akiko,Poet(1878-1942)  JPN Read/ENG Subs  

【雨夜の品定め】殿方(とのがた)の身勝手な女性観 冷徹な紫式部の観察眼 谷崎潤一郎訳『源氏物語』(帚木)から

  梅雨入り前の爽やかな時節、四人の殿方が身勝手な女性観を展開させる(源氏を除いて?)、『源氏物語』第二帖「帚木」(谷崎潤一郎訳)に「五月(さつき)の長雨」とあり、カレンダーも丁度この月ということで、この笑えるポリフォニックな場面を朗読してみた。


源氏「何に基づいて上中下の三つに分けるべきだろう」

頭中将「心に叶う女というものは得がたいもの」

藤式部丞「学問もなし、才能もない女だと、一方では思いながら、ただ何となく気に入って宿世(すくせ)の縁に引きずられて行く」

左馬頭「男でも女でも、下司(げす)な人間ほど、自分の持っている僅かな知識を残らず外へ見せ尽くそうとします」

『谷崎潤一郎全集』第27巻(中央公論社刊)より


 ショパンの前奏曲「雨だれ」(MIDI演奏)と共に、雨夜のひとときをお楽しみください。









千年以上も前に、ポリフォニー(多声)の劇的描写が見事に展開されている『源氏物語』中の、笑える、というより考えさせられる場面〜「雨夜の品定め」に、

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