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【二百年前の強き日本で候】本日2月18日「異国船打払令」発令日(文政八年 1825年)/What Guts! “The Edict to Repel Foreign Ships”(1825)

 ちょうど二百年前の今日、1825年の2月18日、 文政の「異国船打払令」、いわゆる「無二念打払令」が発令された。 その強きな姿勢に、初めて正式文書を読んだ私はいささか驚いたと同時に、逞しさを覚えた。 現代日本と「何たる違いだ!」と。  尤も、この後から情勢は急変、開国へと向かうわけだが、「いうべきことは言う」といった当時の幕府のポリシーと心意気が頼もしくうかがえる。まさに、武士道である。  ああ、しかし、今やそれも遠い過去となってしまったのか。。。  一縷の希望?を託したシャッフル・ビート(朗読)をお楽しみください。 Exactly two hundred years ago today, on February 18, 1825, the Edict to Repel Foreign Ships, also known as the No-Second-Thoughts Repel Order, was issued during the Bunsei era. When I read the official document for the first time, I was both surprised by its resolute stance and impressed by its boldness. I couldn’t help but think, "How different this is from Japan today!" Of course, the situation changed rapidly after this, eventually leading to the opening of the country. However, the shogunate’s policy and spirit at that time — one of “saying what must be said” — left me feeling reassured and inspired. This was truly the essence of Bushido. And yet... has all of that become nothing more than a distant memory? Please...

【押しちがえ思し召しなり己れの手】Nuyorican Poets Cafe 1year anniversary 出場を逃す愚者!

 



4月5日

日本時間では4月6日(火)。

この日、Nuyorican Poets Cafe Online Open Micの一周年を記念し

ホストのAdvoがNYのCafeから司会を務めるという特別版とあって

私はエントリー直前まで緊迫感に押し潰されそうだった。

その前日、日本時間で5日の午前9時に申し込みのボタンが表示される。

25枠のうち、既にこれまでのエントリー朗読数上位15名が決まっており

残り10席。

表示された瞬間に「売切れ」は間違いなし。

それで、私は3分前からマウスに手をかけ

カウントダウンしながらページを開いた。


やった!

思わず声を上げる。

常時表示されている「Non ~Artist」(視聴席)の下に

「朗読席」を意味する「Artist」が表れた。

つまり、

これを押しさえすれば、朗読券(権)が得られるわけだ。

私は心で快哉を叫びつつ押した。

そして、「カート」確認のページに進んだ瞬間

まさに「空白」が脳を占めた。


「NonーArtist」???


私は慌ててページに戻ったが、後の祭り。

「Non」の上の「Artist」は既に「Sold Out」。

この間、実に5、6秒のことだ。

どうやら、「Artist」と「Non」の二つの表示のみで勝利感を覚えた愚者は

上下の確認もせぬままクリックしたようなのだ。


この日のために大急ぎで動画を作ったというのに。。。

私は「死に体」の態で皮膚科へ向かったのだった。


あまりのショックで

私は詩友のポール教授にメールを送った。

彼と数日前に「1周年をともに朗読出来たらいいね」などと

互いの健闘を讃え合ったりしていたのだ。

そのベテラン詩人から返ってきたメールに私は拍子抜けした。

「以前から、エントリーするけど読めない詩人に席を譲る」というのだ。


私は目を疑った。

誰もが欲しがる「記念朗読」の席である。

その日は、選抜15人の顔写真付きリストまで発表されていたから

そこに加わると、彼ら同様、大々的な宣伝となる。

名も上がる。

それを、ポールという男は

後輩に譲る、というのである。

私は「君は聖者だね」と返信するとともに、

何だか救われた気持ちになった。

確かに、名に連ならぬことは残念だ。

が、半世紀の伝統を誇るNuyoricanが逃げていくわけでもないし

オープンマイクはBrujaの木曜日もある。

「負け惜しみ」感は否めぬが

「Non」を押した事実を「撤回」など(政治家でもあるまいに)出来ない。

私は冷静さを取り戻すべく

新作を木曜に読むことにしたーー。


そうして迎えた「1周年」のオープンマイク。

それはそれは綺羅星の如きオールスターの競演であった。

アフリカから新人さんも加わっていて

新鮮さもあった。

そして何より

Cafeの現場をMC・Advoの背後に伺うことが出来た。

彼は13ヶ月ぶりに入店した、らしい。

それだけに、彼だけでなく

朗読者も、そして視聴者も興奮冷めやらぬ雰囲気で進行した。


やっていることは、いつもと同じなのだ。

あくまでもオンラインなので

ハウリングが起きぬよう会場に音を響かせるわけにはいかない。

時間もいつもよりたっぷりと

ZOOM入室者の名前まで紹介があるから

(POETAQもWelcomeJapan!などと叫ばれた。。。)

結局3時間半にまで及んだ。

が、アーカイブを改めて見直し

やはり、「1周年」。

Cafeからの中継なのだった。


「場の磁力」ーー。


ああ、やっぱり出たかった。。。

些かの悔いを噛み締めつつ

しかし

「これも、天の厳しき思し召し」。

(まだまだ修行不足)

ならば、私はこれまでどおりの、

いな、

毎回、更新のPOETAQーー

日本からリリックビデオで競(狂?)演する変愚リッシュ詩人として

ポール教授の命名の如く

セクシーでエキセントリックなポエトリーをアップデートし続ける決意を

新たにしたのであった。。。


 押しちがえ 思し召しなり 己れの手


         (その日の悔しさを英語俳句でInstagramに投稿!)


【追記】ブログが1ヶ月空いたのは、詩友Lynnとのコラボ作の制作に当たっていたため。後日、詳述。











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