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【白秋はロックな詩人〜北原白秋「邪宗門秘曲(ロック)」】

  北原白秋、と聞くと、真っ先に童謡のイメージを抱く。しかも、金子みすゞと並んで教科書に載るような実に優等生的名作ばかりで、荒みきった小生には退屈で仕方ない。だから、長い間ノータッチだったのだが、ふと「邪宗門」という言葉に引っかかるところがあり、「青空文庫」を閲覧してみて仰天した。かくもキレキレの白秋にお目にかかるのは、遅まきながら初めてだったのだ。童謡のイメージが見事に粉砕された瞬間だった。と同時に、ロックビートが耳に蘇ってきて、それで朗誦することにした。詩人の若き時は、なぜこうも尖っているのだろう。歳を取り名声や勲章を手にすると、鋭さはなまってしまうのか。政治にしろ芸術にしろ、「みんなに愛される」のは、結局「誰にも愛されない」ことか。「嫌われ者」が理想?  When I hear the name Kitahara Hakushu, the first thing that comes to mind is children’s songs. And not just any children’s songs, but those impeccably “model-student” masterpieces that seem to belong in school textbooks alongside the poems of Kaneko Misuzu. For a jaded fellow like myself, they were simply too wholesome to be interesting.  So for a long time, I left Kitahara completely untouched. But one day, the word Jashūmon somehow caught my attention. I looked it up on Aozora Bunko—and was astonished.  This was the first time, late though it may have been, that I had encountered such a sharp-edged, dazzlingly intense Hakushū. In that moment, my image...

【詩魂(たましい)は国境越えて変愚リッシュ】 〜Nuyorican Poets Cafe Online Open Micに参加して

結局、出た。
Nuyorican Poets Cafe
Thursday Night Online Open Mic に。
リストが届いたのが朝の5時過ぎ。
散歩に出ていたので、6時に帰宅して目を疑った。
「14番」!
枠内ではないか。
しかも、日本人は俺だけ。。。

さあ、どうしたもんか。
自己紹介的な
自分が喋りたい英語だけは頭にあるが
MCに色々突っ込まれたどうしよう。。。

予定している作品はかれこれ20年も前の
最近はiPadでも何度となく読んでいるヤツだから
まあ、馴染み。
ただ英語に変えてるからそれだけが心配だったが
シンプルだし
一応の文法チェックもしている。

しかし
なんのかの言ったところで
あと4時間しかない。
その間、金曜恒例の買い出しにも行かねばならぬ。
「当たって砕けろ」の心境で臨んだのだった。

枠25中の14だから後半だ。
手には脂汗。
しかし
他の詩人を無視して
我が事だけにかかずらっていると
余計に緊張が高まる。
「空気を読む」ではないが
ここは皆の詩に耳を傾け落ち着こう、と
なるべくチャットに加わり
雰囲気に溶け込む努力をした。

折しもアメリカで痛ましい事件があったばかり
MC Brujaもいささか疲れ気味に見えた。
朗読中に落涙する夫人もいた。
人種をテーマにしたスカーフの乙女。
ちょっと引っかけたばかりのスペイングリッシュを読む美魔女。
ギター弾き語りのダンディーおやじ等々。。。
詩人たちの表情を見るにつけ
「邦人訪問者」を気にしていた俺は
いつしか「この風景を楽しもう」という気持ちに
少しずつ移っていった。
誰が見ようが見まいが、
俺がエントリーしたのだ。
俺がこの参加者と「素敵なひととき」を共有すればいいじゃないか。

もっとも、そうして言い聞かせはするが
順番が迫るにつれて鼓動は高鳴る。
手の汗と喉の渇き。。。
そして
いよいよBrujaに「ぽえたきゅー」と呼ばれ
「ヘイヘイ!」などと気軽ぶって手を上げる。
そして
「会えるのを楽しみにしてたよ」などと
用意していたお愛想の第一声。
(それは、本当のことだ)
で、
「日本にいる」
「今、11時で、好天気」とペラペラ喋ると
彼女が何か疑問を挟んだ。
後から公式Facebookで聞き直すと、
「さあ、あなたのデビューは何をしてくれる?」だった。
それをテンパっていた俺は
「さあ、どうして(なぜ)デビューしようとしたの?」
と理由を尋ねられたのかと思い
そんな長くなる答えなど英語では困難と判断。
慌てて「いや。今日、準備してるのは…」と
本題に入る。
しかし
その受け答えは実際正しかったようで、
ただ、一瞬、言葉を飲んだものだから
妙な間が出来たものの
用意した動画をスマホでセッティングしだしたら
「え? なになに?」と彼女も興味津々と
画面に顔を近づける。
「タイトルは見える?」と訊いたら読み上げてくれて
調子に乗った老毒屋は
「Here Comes The Sun」は楽観的だが
私の詩(Here Comes The Ship)はエキセントリックでセクシーと
ヤらしく笑うと、彼女もジョークで応酬。
いや〜、この辺り。さすがニューヨーカー。
頭の硬い我々が閉口するか眉を顰めるところを
海外では軽口でかわす。

そうして場が温まったところで(本当か?)
もっともシンプルな「ビートボックス 」を口に響かせつつ
ボタンを押して、スタートした。。。

本番は夢中だった。
正味3分の動画朗読だ。
後から見て、セリフのところでちょっと噛んだが
初めての、しかも英語バージョンとしては
まずまずだった。
いやいや。
そんなことより
とにかく、我が出番が終わったことに深く安堵した。
緊張からの解放ーー。
茫然たる目でチャットの感想を眺めるーーーー

(※善悪こもごもを隠さず添付する。
なお、名前に関しては
お一人おひとりの本人確認困難ゆえ
伏字させて頂いた)
















まあ、
参加規定として「ディスり」「ヘイトスピーチ」御法度となっているし
オープンマイクに加わるほどの心やさしき詩人たちだ。
概ね寛容である。
「Welcome Japan」は嬉しかったね。

コメントでハッとしたのは
「Surrealist」。
ああ、国境を超えて分かってくれる人はいるのだな。。。

あと秀逸だった
というか
逆にその造語センスに感動したのが
「Sexcentric」。
これは朗読前に口走った
「これはエキセントリックでセクシー」の紹介を受けたものだろうが
自分でも思い付かなかった。
(頂戴しよう)

その他
日本語コメントもあって、一同に感謝。
あっという間の2時間余りだったーー。

最後に、
このNuyorican Poets Cafe の
Online Open Micの存在(情報)を教えてくれた
ポエトリースラム・ジャパン代表の村田活彦長老に
この場をお借りして謝意を申し上げたい。
長老とは
昨年秋の福岡での、最初で最後のスラムでお会いした。
3分の朗読に渾身の力を振り絞ったため
懇親会に参加出来ず
ほんの少しのご挨拶だった。
長老の海外での朗読風景を動画などで見るにつけ
目が世界に向かって行った。
聞き取り不十分ながらも
英語詩のサイトもストリーミング視聴が増えた。
(詩とリスニング力向上の、一石二鳥だ)


また
ニューヨーク行きは兼ねてからの憧れだから
現地のラジオも毎日聴いている。

(※ちなみに、ここでは
 雑誌「The NewYorker」に掲載された詩の朗読番組もある
  NYだけに、プログラムがめちゃくちゃ充実している)

今日のお祭りは既に終わった。
新たなものを現在、制作中だ。
長老の「生きる!」
そして
上記チャットに叱咤され
俺も書き続けよう。
読み続けよう。
アクが強過ぎて好き嫌い真っ二つの老毒だが
猫っかぶりなど出来ぬ。
嘘はバレる。
メッキは剥がれる。
これからは頂戴したコメントどおり
「Sexcentric」で行こう!

 詩魂(たましい)は国境超えて変具リッシュ

※本日5月29日(ニューヨーク現地 28日夜9時スタート)のOpen Mic全編。(わたくし・ぽえたQは。。。番号14番(25人中)からお察しを)。
MC Brujaとの丁々発止(?)なやりとりがwww....


※ちなみに、Open Micで朗読とともにコラボした動画












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