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注目

【白秋はロックな詩人〜北原白秋「邪宗門秘曲(ロック)」】

  北原白秋、と聞くと、真っ先に童謡のイメージを抱く。しかも、金子みすゞと並んで教科書に載るような実に優等生的名作ばかりで、荒みきった小生には退屈で仕方ない。だから、長い間ノータッチだったのだが、ふと「邪宗門」という言葉に引っかかるところがあり、「青空文庫」を閲覧してみて仰天した。かくもキレキレの白秋にお目にかかるのは、遅まきながら初めてだったのだ。童謡のイメージが見事に粉砕された瞬間だった。と同時に、ロックビートが耳に蘇ってきて、それで朗誦することにした。詩人の若き時は、なぜこうも尖っているのだろう。歳を取り名声や勲章を手にすると、鋭さはなまってしまうのか。政治にしろ芸術にしろ、「みんなに愛される」のは、結局「誰にも愛されない」ことか。「嫌われ者」が理想?  When I hear the name Kitahara Hakushu, the first thing that comes to mind is children’s songs. And not just any children’s songs, but those impeccably “model-student” masterpieces that seem to belong in school textbooks alongside the poems of Kaneko Misuzu. For a jaded fellow like myself, they were simply too wholesome to be interesting.  So for a long time, I left Kitahara completely untouched. But one day, the word Jashūmon somehow caught my attention. I looked it up on Aozora Bunko—and was astonished.  This was the first time, late though it may have been, that I had encountered such a sharp-edged, dazzlingly intense Hakushū. In that moment, my image...

【ワタクシのオーナー わたし茶行けません】 自粛時代は孤独に限る! 「Owner of a Lonely Heart / YES」

USBに1000曲ほど
新旧の海外楽曲を入れている。
ふと耳に飛び込んできたのが
YESの「Owner of a Lonely Heart」。

詰襟時代に大ヒットしていたが
当時はよく分からん、という印象だった。
なんせビリー・ジョエルなんぞに傾倒していたんだから。。。
が、年を重ねるにつれ
なぜか「聴きたい曲」になっていた。
ビリーはすっかり影を潜め
今ではストーンズ
はたまたカニエなどを好むようになった。
ラップ・ビートがポップスにも反映されて
アゲアゲのヒットの中から
耳障りなエレキが爆裂して
自分で収録しておきながら
「なんだ」と面食らっていると
「ロンリー・ハート」だったーーというわけだ。

歌詞は著作権関係で書けないが
ザックリ(また言ってしまった)内容を言えば

 独りを生きろ!


自粛の時代にぴったりではないか。
「絆」がいっそう尊ばれてはいる。
が、結局は人間は孤独な存在である。
そこに立脚出来なければ
他者をも救えぬどころか
迷惑と疎まれる。
(今回のTwitterの過剰反応で思い知らされている!)

話をYESに戻す。
「Owner」というのがふるっているではないか。
「孤独な心のオーナー」ーー。
「あんたはそのオーナーなんだよ。しっかりせえ!」と。
日本で流行るような「夢叶うよ」「孤独じゃないよ」とは真逆。
だから、聴いていて爽快。
嘘がない!

バックの音楽がこれまたカッコよすぎ。
なにせプロデューサーが鬼才トレヴァー・ホーンだからね。
元メンバーだったというのもあろうが
80’Sを聴く時の「懐かしさ」「イタさ」が全く感じられぬ
妙に新鮮で、ちょっとデフォルメ感もあるサウンド。
結成当初からの「プログレ」路線の変更だそうだが
その基本精神は息づいているのではないか。
だって
ビリー(※アイリッシュ、じゃないよ)に象徴される
当時のヒットリストの中でも
かなり出色(ついていけない?)印象濃厚だったのだもの。
(全米でヒットしてるんだから、いい曲なんだ、的な解釈?)

能書きはこの辺りにして
40年近く経ても古びない傑作を、ともにご堪能しませう。


 ワタクシのオーナー わたし茶行けません  




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