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祝🐍巳年 切り絵動画 ヤマタノオロチ  Happy New Year of Snake Recitation Film"Kojiki (Ancient Japanese Legends),Yamatano-orochi-The Eight-Headed Serpent"" 

  昨年末、突然、腰痛に見舞われた。慣れぬ庭作業で歩行困難に。起床時などは着替えさえ出来なかった。それが始まったのが、ちょうどこの朗読動画に着手した頃である。 「蛇(オロチ)が降りてきた!」  これは退治せねば、と、三週間の格闘と度重なる「書き出し失敗」の末、完成したのが正月二日だった。お陰で、現在はなんとか歩けるまでに痛みは緩和している。悠久の魂魄が息づく神話と対峙するのは容易でない。恐るべし「言霊」である。 At the end of last year, I was suddenly struck by lower back pain. Unfamiliar garden work left me unable to walk. At times, like when getting up in the morning, I couldn’t even get dressed. This all began right around the time I started working on this reading video. “The serpent (Orochi) has descended!” I thought, I must vanquish it. After three weeks of struggle and countless "export failures," I finally completed it on January 2nd. Thanks to that, the pain has now eased to the point where I can walk somehow. Facing myths where eternal spirits reside is no easy task. The power of "kotodama" (the spirit of words) is truly fearsome. 太鼓朗読 古事記「八俣の大蛇」 Taiko Recitation: Kojiki "Yamata no Orochi–The 8-Headed Serpent" JPN Read/ENG Subs

4・9「ボードレール生誕祭」!

199年前の4月9日
ボードレールはパリで下院議員の議長の元に生まれた。
その名士の父が6歳の時に死去。
母の再婚に幼き彼は傷ついたらしい
鬱屈した少年期を過ごす。
パリ大学法科に進むものの文学を志し
最初は美術評論でデビュー。
その後、初の刺繍となる『悪の華』が
公序良俗に反するというカドで摘発。
が、後年それが
「近代詩の父」と称されるまでの傑作として
のちのちの詩人たちに絶大な影響を及ぼすこととなるーー
(シャルル・ボードレール Wikipedia を参照)

いやあ
ここまで「死」というものを
流麗に描く詩人もいないだろう
(それは、その訳者たる
富永太郎や永井荷風の負うところ大だ)
私はとりわけ散文詩が好きで
「パリの憂鬱」は座右の書とも言っていいほど
愛読している

コロナ・ウイルスに世界が震撼してやまぬ今日
天才詩人の魂の叫びは
150年の時を経ても
いっそう切々と胸に迫る
人が忌避する暗部にこそ「美」と「真実」を見出す眼
その畏怖すべき珠玉の一端を
彼の「生誕日」にちなんで朗読した

【「4・9」ボードレール生誕祭 「死」の詩人】『パリの憂鬱』『惡の華』(富永太郎 永井荷風 訳)パブリック・ドメイン








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