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注目

【白秋はロックな詩人〜北原白秋「邪宗門秘曲(ロック)」】

  北原白秋、と聞くと、真っ先に童謡のイメージを抱く。しかも、金子みすゞと並んで教科書に載るような実に優等生的名作ばかりで、荒みきった小生には退屈で仕方ない。だから、長い間ノータッチだったのだが、ふと「邪宗門」という言葉に引っかかるところがあり、「青空文庫」を閲覧してみて仰天した。かくもキレキレの白秋にお目にかかるのは、遅まきながら初めてだったのだ。童謡のイメージが見事に粉砕された瞬間だった。と同時に、ロックビートが耳に蘇ってきて、それで朗誦することにした。詩人の若き時は、なぜこうも尖っているのだろう。歳を取り名声や勲章を手にすると、鋭さはなまってしまうのか。政治にしろ芸術にしろ、「みんなに愛される」のは、結局「誰にも愛されない」ことか。「嫌われ者」が理想?  When I hear the name Kitahara Hakushu, the first thing that comes to mind is children’s songs. And not just any children’s songs, but those impeccably “model-student” masterpieces that seem to belong in school textbooks alongside the poems of Kaneko Misuzu. For a jaded fellow like myself, they were simply too wholesome to be interesting.  So for a long time, I left Kitahara completely untouched. But one day, the word Jashūmon somehow caught my attention. I looked it up on Aozora Bunko—and was astonished.  This was the first time, late though it may have been, that I had encountered such a sharp-edged, dazzlingly intense Hakushū. In that moment, my image...

4・9「ボードレール生誕祭」!

199年前の4月9日
ボードレールはパリで下院議員の議長の元に生まれた。
その名士の父が6歳の時に死去。
母の再婚に幼き彼は傷ついたらしい
鬱屈した少年期を過ごす。
パリ大学法科に進むものの文学を志し
最初は美術評論でデビュー。
その後、初の刺繍となる『悪の華』が
公序良俗に反するというカドで摘発。
が、後年それが
「近代詩の父」と称されるまでの傑作として
のちのちの詩人たちに絶大な影響を及ぼすこととなるーー
(シャルル・ボードレール Wikipedia を参照)

いやあ
ここまで「死」というものを
流麗に描く詩人もいないだろう
(それは、その訳者たる
富永太郎や永井荷風の負うところ大だ)
私はとりわけ散文詩が好きで
「パリの憂鬱」は座右の書とも言っていいほど
愛読している

コロナ・ウイルスに世界が震撼してやまぬ今日
天才詩人の魂の叫びは
150年の時を経ても
いっそう切々と胸に迫る
人が忌避する暗部にこそ「美」と「真実」を見出す眼
その畏怖すべき珠玉の一端を
彼の「生誕日」にちなんで朗読した

【「4・9」ボードレール生誕祭 「死」の詩人】『パリの憂鬱』『惡の華』(富永太郎 永井荷風 訳)パブリック・ドメイン








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