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注目

【白秋はロックな詩人〜北原白秋「邪宗門秘曲(ロック)」】

  北原白秋、と聞くと、真っ先に童謡のイメージを抱く。しかも、金子みすゞと並んで教科書に載るような実に優等生的名作ばかりで、荒みきった小生には退屈で仕方ない。だから、長い間ノータッチだったのだが、ふと「邪宗門」という言葉に引っかかるところがあり、「青空文庫」を閲覧してみて仰天した。かくもキレキレの白秋にお目にかかるのは、遅まきながら初めてだったのだ。童謡のイメージが見事に粉砕された瞬間だった。と同時に、ロックビートが耳に蘇ってきて、それで朗誦することにした。詩人の若き時は、なぜこうも尖っているのだろう。歳を取り名声や勲章を手にすると、鋭さはなまってしまうのか。政治にしろ芸術にしろ、「みんなに愛される」のは、結局「誰にも愛されない」ことか。「嫌われ者」が理想?  When I hear the name Kitahara Hakushu, the first thing that comes to mind is children’s songs. And not just any children’s songs, but those impeccably “model-student” masterpieces that seem to belong in school textbooks alongside the poems of Kaneko Misuzu. For a jaded fellow like myself, they were simply too wholesome to be interesting.  So for a long time, I left Kitahara completely untouched. But one day, the word Jashūmon somehow caught my attention. I looked it up on Aozora Bunko—and was astonished.  This was the first time, late though it may have been, that I had encountered such a sharp-edged, dazzlingly intense Hakushū. In that moment, my image...

【キミたたうボクを睨みコロシきてメシくうキミの鼻の高さヨ】 〜久作日記に寄せて


夢野久作の日記 昭和2年4月20日

読み手は
日本三大奇書の一つ『ドグラマグラ』を
単独で全巻読み聞かせライブを敢行するほどの
久作フリークで
福岡を拠点に海外公演多数の老舗アングラ(と勝手に称してゴメン)劇団
空間再生事業 劇団「GIGA」の怪優・五味伸之!

なぜ「怪優」かというと
劇団活動はもちろんのこと
箱庭(人形)を用いて観客の実話を再現するユメミルキカイもやれば
上記の朗読、ワークショップ講師、イベント企画……
小生も、昨年の彼のWSに参加し
その傾聴力と構成力に
このままじうじとこの世を去るのかと燻っていた表現欲求を
駆り立てられた一人なのだったーー

小生も朗読をやっているが
如何せん我流だから声はしゃがれていて滑舌も怪しい
が、五味氏は
長年の舞台経験に裏打ちされた明瞭かつ張りある発声ゆえ
動画でも聴き取りやすい
まさにプロである

それに加えて
久作の、日記でさえグロテスク爆裂な内容だから
1分少々の朗読でさえイチコローー
とりわけ本日配信のそれは
久作の狂気が鋭いキッサキのごとく冴え渡る短歌の連射!
昨日のブログで「グロのススメ」を書いたばかりだけに
この流れにも目眩く畏怖に震撼するばかりである
その一首ーー

 ひとをコロスかたなヲ睨みコロシきて香焚くヒトの鼻の高サヨ

これに刺(詩!)激されて畏れ多くもスピンオフ(二次創作)

 キミたたうボクを睨みコロシきてメシくうキミの鼻の高さヨ

皇帝(ナポレオン)を屁とも思わぬ美后(ジョゼフィーヌ)ってことさ

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