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注目

【人間の業】〜詩「喪のある景色」山之口貘 を誦む

山之口貘の詩「喪のある景色」 これ以上にシンプルで強烈なプロテスト・ソングがあるだろうか。。。 ということで、 あえて軽快な8ビートで朗誦。 日英バージョンの違いをお楽しみあれ。 「喪のある景色」 The poem “A Mourning  Landscape ” by Baku Yamanokuchi. Is there any protest song more simple—and more searing—than this? So, I went ahead and recited it to a deliberately light 8-beat. Enjoy the differences between the Japanese and English versions.  

(夢)屍とスイーツ

その一 屍

 オンボロ・バスで砂漠地の旅。(アフガン辺りか?)
 バスといっても、昇降扉も外れていて、路面が丸見え。「なんでこんな所に、、、」とやや後悔している。

 対向車が近づいてきた。こちらもオンボロなトラック。荷台に家畜運搬車さながら罪人を満載している。赤色回転灯があるわけでもないが、剥き出しの彼らの顔つき、目線から、それと分かる。

 擦れ違った瞬間、息を呑んだ。路上に、彼らの変死体がずらりと打ち捨てられているのだ。その姿から、彼らが運搬中に揉み合ったことが察せられた。それもそのはず。長距離を狭い空間のなか、鮨詰めにされているのだ。ただでさえ心がささくれ立っている輩というのに。。。


その二 スイーツ

 誰かといる。場所はカフェ(らしき店)。
 注文の品が来た。相手に、だ。その男は皿に受け取ると、それを欣喜雀躍の態で掲げ叫んだ。
「すげー、うまそう。サイコーじゃん!」
 見ると、それは異様に分厚い今川焼きで、ちょうどパンケーキのように数段に切られており、隙間にクリームやら何やらが挟まれていて、壁面には砕けたアーモンドが鏤められている。
 確かに、旨そうだった。。。


*その一とその二の間に小便に立つ。

 



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