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【文語のエロティシズム】〜蒲原有明『有明集』から「愛欲の詩 四篇」を。

  文語(明治期)の色気を求めて土井晩翠から探索を始めたが、「詩人」のバロディーが浮かんだだけで、格調高いがエロティシズムは残念ながら見出せず、続く詩人として「蒲原有明」を読んでみた。  複雑な語彙やリズムを駆使した象徴派詩人として、『独絃哀歌』『春鳥集』『有明集』などを発表。薄田泣菫と併称され、北原白秋、三木露風らに影響を与えた。   蒲原有明(Wikipedia)  死とエロスの香り漂う「われ迷ふ」を作曲してみたが歌で終わるのが物足りなく、朗読することに。  文語の色気をご堪能あれ。 **The Eroticism of Literary Japanese** — Four Poems of Desire from Kambara Ariake’s *Ariake-shū* In search of the sensuality of Meiji-period literary Japanese, the exploration began with Doi Bansui. But aside from the parody “The Poet,” what emerged was grandeur and dignity rather than eroticism. So the search moved on to Kambara Ariake, one of the major poets who emerged after Doi Bansui. A Symbolist poet known for his intricate vocabulary and rhythms, Ariake published such collections as *Dokugen Aika*, *Shunchōshū*, and *Ariake-shū*. Often mentioned alongside Susukida Kyūkin, he went on to influence poets including Kitahara Hakushū and Miki Rofū. from "Kambara Ariake (Wikipedia)"  蒲原有明(Wikipedia) A musical setting was first made f...

(夢)黙秘。。。

親族の会食(らしい)。
豪華ホテル
あるいは
宴会場に親戚縁者が集まっている
といっても
具体的な顔が分からない
明らかなのは
父親だけだ

私は父を嫌悪している
同居など御免だ
が
様々な事情で
同居を余儀なくされている

毎日が闘いである
顔を合わさぬための
同じ屋根の下で暮らしながら
顔を合わさぬというのは
東大合格より難しい
ストレスも甚大だ
そのせいだろう
私は
父親に聞こえよがしに
近くの母か誰かに
「死にたい、死にたい」と
大声で喚いている
父は耳が遠くなっているが
その喚きは確実に聞こえているはずで
しかし
生来の争いを嫌う性格からか
怒りを表に出さぬ我慢強さからか
ダンマリを決め込んでいる

そうなのだ
彼は昔から
何も言わぬ男であった
そうした我が身を害しかねぬ表現は
一切取らなかった
そのくせ
「いい大学 いい会社」などと
我が子にはうるさかった
自分は仕事から帰ると
テレビ漬けで
本など一冊として読まなかったくせに
(退職して既に二十年近くなっても
 それは変わらぬ。。。)

肉体労務だったお陰だろう
脳味噌は別として
体は頑丈に出来ている
だから
ヒートショックでたびたび寝込む私より
下手すると長生きするかも知れない
いや
しそうだ
そんな悔しさ・歯痒さもあって
つい愚痴を聞かせたのである
軽侮と憎悪を込めて。。。

そうして
すぐそばに父を感じながら会場を出ると
場面は「空港」に変わっていた
しかも
搭乗口を私だけが間違えたらしく
あたふたしている
行き先など分からない
とにかく
そのフライトを逃すと
とんでもないことになるのは承知していて
何かの刑罰でも食らったかのように
泣きそうになりつつ
ゲート付近を走り回っているのだ。。。

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