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注目

【桜の開花に寄せて】サイタ サイタ サクラ ガ サイタ『小學國語讀本』

  昨日3月16日(月)、全国のトップを切って、岐阜と高知でソメイヨシノが開花したそうだ。 (参照 【天気】高知と岐阜で桜開花! 今週は開花ラッシュか(Yahooニュース)  気象予報士の嬉々とした声に、季節が徐々に早まっていく危惧はうかがえない。  サイタ サイタ サクラ ガ サイタ。。。  戦前の国語の教科書を読んでみた。  Yesterday, Monday, March 16, it was reported that the Somei-yoshino cherry blossoms began blooming in Gifu and Kochi Prefectures, the first in the nation this year.  Listening to the cheerful voice of the weather forecaster, one hears no hint of concern that the seasons themselves seem to be arriving earlier and earlier.  Bloomed, bloomed—the cherry blossoms have bloomed…  I tried reading a Japanese language textbook from before the war.

Leonard Cohen - The Goal

昨日のNHKーFM「ワールド・ロックナウ」
渋谷陽一氏が なぜだろう
もう二年前に亡くなった
詩人でありシンガーの
レナード・コーエンの 遺作アルバムを紹介した。

レナード・コーエン プロフィール

音源だけ残し
あとは息子に託した、という
遺言と言っても過言でない珠玉たち。 

その中で 最も心打たれたのが
揺蕩うごとき曲をバックに読まれる
なんとも哀切に富む詩。
題して「goal」。

まさに我が最期を悟ったかのような
穏やかだが寂しげな声である。
この巨匠の前に紹介された
バリバリのロックや
二十歳過ぎの瑞々しいポップとは
対照的だっただけに 一層胸にしみた。 

別に昨日がコーエンの命日でもないので
なぜ渋谷氏が突然、彼を選んだのか
その意図は謎なままだが
10月のイギー・ポップスしかり
ポエトリー・リーディングも
大家は聴かせてくれる。

 以下 渋谷氏の読み聞かせ(訳詞)を紹介するーー

「ゴール」 

 家から出られない
電話にも出られない
私は再び落下している

でも私ひとりではない
魂の収支決算が遂に完了した
借りはもうない
賃借対照表はゴミ箱へ 

落下
それはずっと前に始まった
雨はとめられない
雪はとめられない
私は椅子に座って外を見ている

隣人が挨拶する
私の敗北の微笑みを見て
風に揺れる木の葉とともに
私も揺れる
陽を浴びて輝く
車のクロームとともに
私も輝く

生きている
ほとんど元に戻ったようだ
ほとんど 

従わなければならぬ人は誰もいない
教えなければならぬものはなにもない
ただゴールには
まだほんのわずか届かない

 

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