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注目

【白秋はロックな詩人〜北原白秋「邪宗門秘曲(ロック)」】

  北原白秋、と聞くと、真っ先に童謡のイメージを抱く。しかも、金子みすゞと並んで教科書に載るような実に優等生的名作ばかりで、荒みきった小生には退屈で仕方ない。だから、長い間ノータッチだったのだが、ふと「邪宗門」という言葉に引っかかるところがあり、「青空文庫」を閲覧してみて仰天した。かくもキレキレの白秋にお目にかかるのは、遅まきながら初めてだったのだ。童謡のイメージが見事に粉砕された瞬間だった。と同時に、ロックビートが耳に蘇ってきて、それで朗誦することにした。詩人の若き時は、なぜこうも尖っているのだろう。歳を取り名声や勲章を手にすると、鋭さはなまってしまうのか。政治にしろ芸術にしろ、「みんなに愛される」のは、結局「誰にも愛されない」ことか。「嫌われ者」が理想?  When I hear the name Kitahara Hakushu, the first thing that comes to mind is children’s songs. And not just any children’s songs, but those impeccably “model-student” masterpieces that seem to belong in school textbooks alongside the poems of Kaneko Misuzu. For a jaded fellow like myself, they were simply too wholesome to be interesting.  So for a long time, I left Kitahara completely untouched. But one day, the word Jashūmon somehow caught my attention. I looked it up on Aozora Bunko—and was astonished.  This was the first time, late though it may have been, that I had encountered such a sharp-edged, dazzlingly intense Hakushū. In that moment, my image...

(夢日記)鍵

誰と歩いているのか不明
(どうやら、女らしい・・・)
石畳に石壁の家並
古い西洋絵画のような路地

途中
パン屋らしき店の木戸が突然開く。
中から若い女が出来ていた。
そして
いきなり鍵を差し伸べてきた。
環境活動家のグレタ女史に似た
金髪の容貌は明らかに西欧人。
だからか
無言でその南京錠の鍵を突き出してくるのだ。
私は訳が分からず
しかし
その有無を言わさぬ挙動に気圧されたように
恐る恐る受け取るーー。

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翌日は季節外れの暖かな晴天。
独り身のジリ貧詩人は
疲労困憊するのも構わず
またも虚しき性戯に耽るのだった。。。




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