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注目

【桜の開花に寄せて】サイタ サイタ サクラ ガ サイタ『小學國語讀本』

  昨日3月16日(月)、全国のトップを切って、岐阜と高知でソメイヨシノが開花したそうだ。 (参照 【天気】高知と岐阜で桜開花! 今週は開花ラッシュか(Yahooニュース)  気象予報士の嬉々とした声に、季節が徐々に早まっていく危惧はうかがえない。  サイタ サイタ サクラ ガ サイタ。。。  戦前の国語の教科書を読んでみた。  Yesterday, Monday, March 16, it was reported that the Somei-yoshino cherry blossoms began blooming in Gifu and Kochi Prefectures, the first in the nation this year.  Listening to the cheerful voice of the weather forecaster, one hears no hint of concern that the seasons themselves seem to be arriving earlier and earlier.  Bloomed, bloomed—the cherry blossoms have bloomed…  I tried reading a Japanese language textbook from before the war.

昨日ここと(不審なおっさん)

昨日、午前十時過ぎ
祖父の祥月命日で参拝に出た矢先
車を露地から広い車道へ右折した瞬間
前を通過した老夫が踵を返して
我が家の方へ曲がった。

怪しい。
一旦バックして彼を追い路地へ
我が家を通過し
突き当たりのT字を左折したところで
彼の横に停止して声をかけた。

すると、だ。
それまで猫背で陰険な雰囲気を醸していた
七十年輩が
凄まじい勢いで運転席の窓へと回ってきて
怒鳴り返してきたのだ。

「人を泥棒呼ばわりしやがって!」ーー

待て待て。
確かに不審な口調は悪かったかも知れぬ。
が、だ。
私が車を広い道へ出した瞬間
踵を返して我が家へ曲がって行った。
どう見ても「空き巣」と疑われて已を得まい。
それで敢えてお伺いしただけである。
それを
噛みつかんばかりの怒号で詰め寄ってきた。

サングラスに黒いキャップの老年は
歪んだ唇に前歯が欠けて
見るからに不気味でもあった。
路地に曲がるというのは
そこの住民以外
余程の用がない限り踏み入らない狭い路である。
ドライブレコーダーが作動していたから
確認は出来るが
二度と見たくない絵図ーー

こうした
孤独で怪しげな中年男らを
短編集に描いてみたくなった。
嗚呼、
男というのは
老いると
どうしてかくも醜くなるのかーー

ノーベル賞を受けても尚
研究に邁進する老賢者もいれば
朝から晩までテレビ漬けの
「万年平社員」みたいなのもいる。
本年の「流行語大賞」に
去年の「オブジーボ」もそうだが
「リチウム電池」も入っていない。
「人生100年時代」の我が国は
知性より
痴性がどうやら尊ばれるようだ。

昨日の老爺の
思い出したくもない罵言とともに
情けなき正体は
そんなところにも現れるようである。。。




















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