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【終戦80周年】『愛國百人一首』『戦争(作・与謝野晶子)』を詠む

  8月15日を迎えた。終戦80周年(海外では、日本が降伏文書に署名した9月2日)に寄せて、二作を制作。祈りの一日。。。 『愛國百人一首』 ロック詩『戦争』与謝野晶子 August 15 has come — the 80th anniversary of the end of the war. (Overseas, the date is marked as September 2, when Japan signed the Instrument of Surrender.) On this day of prayer, I completed two new works. 【English Subs】80 Years After WWII /100 Patriotic Tanka Poems (1942): Samurai Spirit in Prewar Japan “War(戦争)” Yosano Akiko,Poet(1878-1942)  JPN Read/ENG Subs  

(フォト拝句)赤信号

赤信号令和早くも昭和かな


改元から早三月
その麗しき二文字とは裏腹に
この夏
痛ましい事件、問題が連発している
猛暑も手伝って
もはや
五輪に浮き立つ気にもなれぬ
(と言っても、元からスポーツに興味ないが)
つくづく
人間社会というのが嫌になってくる
ああ
本川先生
ナマコになりたい!

温暖化で
そのナマコさえ命の危険に晒されているに違いない
もはや
この地球上に
心身ともに安心して暮らせる場所など
ないのではないか
まさに「娑婆世界」
仏が罪人の住処と称した所以である

明日は台風が接近する
老母と大自然の残酷さを語り合ったばかりだ
地震、津波、竜巻、豪雨・・・
その犠牲者はその都度絶えることないが
それでも自然はお構いなしに来襲する
同情も感傷もない
まるで
そうすることが喜びででもあるように
立て続けに襲い来る

ああ
そう考えると
今日一日を無事に終えられることが
いかに幸福か
しかし
それは同時に
明日も脅威に晒されるという意味で
不幸とも考えられるからたまらない
ああ
本川先生
それでも
ナマコになりたい
ナマコは体自体軽いから
飛ばされても
さほどの衝撃は感じないのではないか
いや
やはり
何かに激突したり
傷ついたりすれば
激痛が走るのは
我々人間と同じか
ならば
ナマコになろうがなるまいが
そう大差ないということではないか
ああ
本川先生
私もそろそろおかしくなってきたようだ
赤信号のようです
私の稼業に
夏休みなどございません
あってなきのようなものです
まさに「人生」そのもの
地球だって
いつか必ず崩壊いたします
永遠ではありません
その兆候が
人類にも顕著に出だしているのでしょうか
異常な暑さとともに
人はムルソーよろしく
狂演をご披露のようです
せめて
私もかつてのごとき二の舞に与せぬよう
自戒をこめて
一句したため
筆を置かせていただきます

   赤信号令和早くも昭和かな POETAQ



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