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【クリスマスは孔雀の聖歌で〜W.B.イェイツ「孔雀」】A poetry chant for Christmas Eve. “The Peacock” by W. B. Yeats

  本日はクリスマスイブ。七面鳥がふさわしいところだが、父親の県展入選の写真を使わせてもらうことにして、孔雀でお許しください。真っ白の羽の孔雀だが、動画制作中、彩色の誘惑に駆られ、ヴィジュアルに傾いてしまった。まあ、クリスマスでもあるし、美を意識してのこととご勘弁ください。 戦後80年も、残すところ一週間。戦闘機の代わりに「熊」が襲来する一年だった。来年こそ、まともな年になりますように。。。    動画の詩「孔雀」は、W .B.イエーツ、中期の詩集「レスポンシビリティーズ」所収。世俗的な富より美こそ、と謳う。グレゴリオ聖歌などとても歌えないが、たまには美しいものを、と原文の美麗さに乗って口ずさんだもの。お気に召していただければ幸い。  Today is Christmas Eve.  A turkey would be more appropriate, perhaps, but instead I have borrowed a photograph by my father—one that was once selected for a prefectural exhibition—and ask your forgiveness for presenting a peacock instead. This peacock, with its pure white feathers, was meant to remain unadorned. Yet during the process of making the video, I found myself tempted by color, and the work gradually leaned toward the visual. Since it is Christmas, I hope you will allow this indulgence as an offering to beauty.  Eighty years since the end of the war, with only one week left in the year. It has been a year in which “bears,” rather than fighter jets, came ru...

(フォト拝句)裏側は

裏側は謎だらけなり夏の陣

 7月20日は「月面着陸の日」。1969年のこの日、アポロ(11号)計画によって打ち上げられたアメリカの探査機イーグルが着陸。ニール・アームストロング船長が人類初の月面歩行を果たした。「一人の人間にとっては小さな一歩だが、人類にとっては大きな飛躍である(That's one small step for a man, one giant leap for mankind)」は、彼が発した名言として後世まで伝えられている。

  さて、こちら現在の我が国・日本は明日がいよいよ参院選投票日。幸か不幸か、田舎暮らしの小生は選挙戦始まってからというもの、この耳でじかに街宣カーの声を聞いていない。外出の際も、なぜか、一度たりと出くわすことはなかった。ラジオは聞くが、テレビは全く見ない。もっとも、半ば「ツイ廃」のテイタラクゆえ、話題の画像などはチラ見する。とは言え、記者のバイアスがかった報道の上に悪感情が往往にして盛られた情報を鵜呑みにするわけにもゆかず、「呼びかけ」とは裏腹に、自撮りならぬシラケ鳥である。
 熱く語られれば語られるほど、嘘臭い。それはそのはず。「語る」は「騙る」と兄弟。「健忘人種」だから、とっくに忘れているかも知れぬが、元野党の頭領として与党をヤンヤン攻撃していたギョロ目くんが、政権奪取し総理になった瞬間、いかにも「平和テンコ盛り」のマニフェストなど何処吹く風、見事なまでにひっくり返してしまった。醜いほど卑屈になり、かつて政敵として攻撃していた相手と全く同じカカシに堕ちてしまったのである。その弟分は、「もう帰るんですか!」と避難住民に怒鳴られ、辞任してお遍路を回る始末。そにて、お得意のジャパニーズ・スマイルでお接待なんかするんだから、もう、この国に与党野党もありゃしない。「有名人大好き」国家に本当の民主主義なんぞ、所詮、西欧の猿真似なのだろう。

 いかんいかん。詩人は政治など語らないのが日本らしい。(もっとも、私を「詩人」と認めてくれるなら、の話だが。ああ、師たる川崎洋先生にもう一度、お会いしたい!)

 裏側は謎だらけなり夏の陣    POETAQ


【フォト拝句】→むざんやな




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