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【狂言小唄】『笑いの呪文』(超絶誤訳・音声変換)原作:ヴェリミール・フレーブニコフ

  我が国は西側陣営なので、ロシアの情報はなかなか入ってこない。いや、「敵側」のフィルターがかったものばかり、という印象だ。大昔、成人祝いに『ドストエフスキー全集』を古書で買おうとしたほどのロシア文学ファンである小生は、そこで、ロシア詩でも朗読してみるか、と調べるなかで出会ったのがヴェリミール・フレーブニコフの『笑いの呪文』だった。  しかし、学生時代、せいぜいドイツ語を第二外国語として学んだだけの小生には、ロシア語の音読などハードが高過ぎる。それでもアプリ再生で練習を重ねるうちに、「超絶誤訳・音声変換」で読むことを思い付いた。難しいロシア語発音を日本語に当てて、忠実な翻訳ではない、全く別の詩作を試みることにしたのである。折りしもイラン戦争中で、そんな情勢にも触発を受けることとなった。  狂言風に詠んでみた。(謳ってみた)。もともと「笑いの呪文」だけに、狂言が合っていると思った。動画は映像を添えられるので、言葉と絵のコラボが互いの「語られない部分」を補ってくれる。そのギャップが際立つものが出来たと思う。  As our country belongs to the Western bloc, information from Russia is not easily accessible. Or rather, much of what we receive feels filtered through the lens of an “enemy.” As someone who has long been fond of Russian literature—so much so that I once considered buying a second-hand complete works of Fyodor Dostoevsky as a coming-of-age gift—I found myself wondering if I might try reading Russian poetry aloud. It was in that process that I encountered Velimir Khlebnikov’s "Incantation by Laughter."  However, having studie...

ぽんプラザの思い出

散水ポンプ

一度の公演で何千人と観客動員する劇団でない限り
キャパ的にも経済的にも使いやすい中規模ホールが
福岡市内にある
その名も「ぽんプラザホール」
公共の劇場だから利用料もさほど高くなく
ロケーションもいいので
土日となると抽選になる
小生も、そこを十七年前にお借りして朗読会を催した

地獄だった!

舞台活動に於いてはまだ駆け出しだった私は
そのド素人の様子に
打ち合わせで出勤前に呼ばれて不機嫌だったのだろう
照明オペレーターが
強圧的に禁止事項
とりわけ照明オブジェの設置について
火が出たら責任を負ってもらうと威嚇してきた
制作者は劇団四季にも携わったことのあるプロだったから
火が出るようなものではない、と抗弁したが
オペレーターは終始、我々を
得体の知れぬならずもののような目で睨んでいた
悪夢のようだった

さて、本番である
昼と夜公演だったが
昼だったと思う
ラストの三人の朗読劇で
あろうことかオペレーターが
客出しのBGMを見せ場のシーンで流した
演者のひとりだった私は
憤怒と絶望で卒倒しそうだった
涙も声も出なかった。。。

後で聞いたが
客席後方でビデオ撮影していた記録係
そして
客の数名が
ガラスの中(オペレーター室)が騒がしかった
と迷惑顔で報告してきた
彼らは我々の必死のパフォーマンスを
「素人のお遊戯会」とばかりに
スタッフ三人ではしゃぎ回っていたのである

2002年10月19日
公演パンフに「さま」づけで
ご丁寧にも社名を載せている
そして
その担当オペレーターの名を私は今も覚えている
というのも
本番に間に合うよう
出演者の順序や時間やBGMを記した
いわゆるプラン・シートを
劇場気付けで彼宛てに送付していたからだ
そのことがあって以来
私は空を飛ぶ生物をペットになど
絶対にするものか、と固く決意したのだったーー

「ぽんプラザ」は先述のごとく
公共ホールゆえ
オペレーターは競争入札されるのだろうから
現在は違う会社が担当だろう

あれほど強圧的で
過ちを直接言ってくるわけでもなく
(終演後、逆に我々が「お疲れ様でした」と頭を下げるも
むっつりとスルーされた!)
我々が素人集団であるのをいいことに
仲間と騒ぎまくる、というのはいかがなものか!
私はつくづく公演がイヤになった
そして
もし、やり続けたいのなら
気心知れた仲間ともっと小さなスペースで催すか
ホールならオペ室に入ってもらう人間を
然るべき人にお願いするしかないことを学んだ
(その後、同じホールで
消防法を明らかに違反する客を詰め込んだ公演を観に行った
それが可能だったのは
オペレーターが身内であるか
例の彼が、「どうぞどうぞ」と
自分より遥かに先輩の興行主を許したからに違いない!)

いやぁ
確かに劇場というのは
ぼっとしていると大怪我する物品や空間で溢れている
だから
とりわけバックスタッフは自ずと険しくなる
顔が表に出るわけでもない地味な存在と言えるが
その職務と責任は重大
プレッシャーも大きい
フォローのようだが
依頼側もその認識を忘れてはならない

ああ
行って読むだけが如何にお気軽か。。。
夏野雨さんとgigiさんには感謝に耐えない















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