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注目

【白秋はロックな詩人〜北原白秋「邪宗門秘曲(ロック)」】

  北原白秋、と聞くと、真っ先に童謡のイメージを抱く。しかも、金子みすゞと並んで教科書に載るような実に優等生的名作ばかりで、荒みきった小生には退屈で仕方ない。だから、長い間ノータッチだったのだが、ふと「邪宗門」という言葉に引っかかるところがあり、「青空文庫」を閲覧してみて仰天した。かくもキレキレの白秋にお目にかかるのは、遅まきながら初めてだったのだ。童謡のイメージが見事に粉砕された瞬間だった。と同時に、ロックビートが耳に蘇ってきて、それで朗誦することにした。詩人の若き時は、なぜこうも尖っているのだろう。歳を取り名声や勲章を手にすると、鋭さはなまってしまうのか。政治にしろ芸術にしろ、「みんなに愛される」のは、結局「誰にも愛されない」ことか。「嫌われ者」が理想?  When I hear the name Kitahara Hakushu, the first thing that comes to mind is children’s songs. And not just any children’s songs, but those impeccably “model-student” masterpieces that seem to belong in school textbooks alongside the poems of Kaneko Misuzu. For a jaded fellow like myself, they were simply too wholesome to be interesting.  So for a long time, I left Kitahara completely untouched. But one day, the word Jashūmon somehow caught my attention. I looked it up on Aozora Bunko—and was astonished.  This was the first time, late though it may have been, that I had encountered such a sharp-edged, dazzlingly intense Hakushū. In that moment, my image...

ぽんプラザの思い出

散水ポンプ

一度の公演で何千人と観客動員する劇団でない限り
キャパ的にも経済的にも使いやすい中規模ホールが
福岡市内にある
その名も「ぽんプラザホール」
公共の劇場だから利用料もさほど高くなく
ロケーションもいいので
土日となると抽選になる
小生も、そこを十七年前にお借りして朗読会を催した

地獄だった!

舞台活動に於いてはまだ駆け出しだった私は
そのド素人の様子に
打ち合わせで出勤前に呼ばれて不機嫌だったのだろう
照明オペレーターが
強圧的に禁止事項
とりわけ照明オブジェの設置について
火が出たら責任を負ってもらうと威嚇してきた
制作者は劇団四季にも携わったことのあるプロだったから
火が出るようなものではない、と抗弁したが
オペレーターは終始、我々を
得体の知れぬならずもののような目で睨んでいた
悪夢のようだった

さて、本番である
昼と夜公演だったが
昼だったと思う
ラストの三人の朗読劇で
あろうことかオペレーターが
客出しのBGMを見せ場のシーンで流した
演者のひとりだった私は
憤怒と絶望で卒倒しそうだった
涙も声も出なかった。。。

後で聞いたが
客席後方でビデオ撮影していた記録係
そして
客の数名が
ガラスの中(オペレーター室)が騒がしかった
と迷惑顔で報告してきた
彼らは我々の必死のパフォーマンスを
「素人のお遊戯会」とばかりに
スタッフ三人ではしゃぎ回っていたのである

2002年10月19日
公演パンフに「さま」づけで
ご丁寧にも社名を載せている
そして
その担当オペレーターの名を私は今も覚えている
というのも
本番に間に合うよう
出演者の順序や時間やBGMを記した
いわゆるプラン・シートを
劇場気付けで彼宛てに送付していたからだ
そのことがあって以来
私は空を飛ぶ生物をペットになど
絶対にするものか、と固く決意したのだったーー

「ぽんプラザ」は先述のごとく
公共ホールゆえ
オペレーターは競争入札されるのだろうから
現在は違う会社が担当だろう

あれほど強圧的で
過ちを直接言ってくるわけでもなく
(終演後、逆に我々が「お疲れ様でした」と頭を下げるも
むっつりとスルーされた!)
我々が素人集団であるのをいいことに
仲間と騒ぎまくる、というのはいかがなものか!
私はつくづく公演がイヤになった
そして
もし、やり続けたいのなら
気心知れた仲間ともっと小さなスペースで催すか
ホールならオペ室に入ってもらう人間を
然るべき人にお願いするしかないことを学んだ
(その後、同じホールで
消防法を明らかに違反する客を詰め込んだ公演を観に行った
それが可能だったのは
オペレーターが身内であるか
例の彼が、「どうぞどうぞ」と
自分より遥かに先輩の興行主を許したからに違いない!)

いやぁ
確かに劇場というのは
ぼっとしていると大怪我する物品や空間で溢れている
だから
とりわけバックスタッフは自ずと険しくなる
顔が表に出るわけでもない地味な存在と言えるが
その職務と責任は重大
プレッシャーも大きい
フォローのようだが
依頼側もその認識を忘れてはならない

ああ
行って読むだけが如何にお気軽か。。。
夏野雨さんとgigiさんには感謝に耐えない















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