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【終戦80周年】『愛國百人一首』『戦争(作・与謝野晶子)』を詠む

  8月15日を迎えた。終戦80周年(海外では、日本が降伏文書に署名した9月2日)に寄せて、二作を制作。祈りの一日。。。 『愛國百人一首』 ロック詩『戦争』与謝野晶子 August 15 has come — the 80th anniversary of the end of the war. (Overseas, the date is marked as September 2, when Japan signed the Instrument of Surrender.) On this day of prayer, I completed two new works. 【English Subs】80 Years After WWII /100 Patriotic Tanka Poems (1942): Samurai Spirit in Prewar Japan “War(戦争)” Yosano Akiko,Poet(1878-1942)  JPN Read/ENG Subs  

詩「輝きの森」


澄んだ空気がことばだった
静かで優しいささやきなのだ
うるさくもない
疲れもしない
人とは随分ちがう

夏枯れの葉を踏む音が
傷痍兵のように疲れた僕の挨拶だ
「おう。久し振り。相変わらずだな」
ずさっ、ずさっ、と
能楽師さながらの摺り足が呟く
背はくの字に屈んでる
そこへ
暖かな陽射しと野鳥の囀りが降りそそぐ

不思議だ
僅か十分の散策が
僕に元気を取り戻させた

光と命ーー

これ以上、なにを望もう
喝采や褒賞や愛を欲しがることの
なんと苦しく虚しいことよ
「負け惜しみ」と笑う者は笑うがいい

森は晴れの日も雨の日も
泰然と輝いているーー

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