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【知恵こそ武器】ロック歌舞伎「勧進帳」  Wisdom Is the True Weapon — Rock Kabuki “Kanjinchō”

  かつて、戦争資料館の館長から聞いたエピソード。招集された市民が軍服を手渡され、着てみると小さく、交換を申し出ると「お前が軍服に合わせろ!」と怒鳴られたそうだ。  役所、役人というのはそういうものだろう。「勧進帳」(能「安宅」)は、そんな「人を肩に嵌めようとする権力」の計略を知恵で乗り切ろうとする痛快劇である。しかし、その機転と裁量は、ただ一日ぼうっと過ごして育まれるものではなかろう。権力の前で怯え、平伏し、従ってしまうのが常。だからこそ、弁慶のような智勇を兼ね備えた人物に、時代を超えた憧れを抱くのかも知れない。現代で言えば、大谷翔平だろうか。。。   「弁天小僧 菊之助」  に続くロック歌舞伎の第二弾。「大恩教主の秋の月」の季節ではないが、選挙が近いともあって、制作した「勧進帳」のように、投票用紙に自分の意見を書けば無効になる。「指定の名を」というのが権力側の意向。そこに民意が反映されるのか、、、いつもの疑問である。  Once, I heard an episode from the director of a war museum. Citizens who had been drafted were handed military uniforms. When one man tried his on, it was too small. He asked for a different size—and was shouted at: “Adjust yourself to the uniform!”  That, in essence, is how bureaucracies and officials tend to work.  Kanjinchō (from the Noh play Ataka ) is a rousing tale about overcoming exactly this kind of power—power that tries to force people to fit its mold—through wit and ingenuity. But such presence of mind and judgment are not cultivated by drifting through one’...

孤友の日(こどものひ)。

わたしは何を待っているのか
わたしはわたしを待っているのか
わたしはそれを釣り上げることが出来るだろうか
釣り上げたところで、果たして、それはしあわせだろうか
しあわせは水揚げされて、ぴしぴしとのたうち回り
やがてコロリと参ってしまう
それなら黙って見過ごしてあげたほうが
両者にとってしあわせなのではなかろうか

男と女の間には深くて暗い川が流れているらしいが
わたしとわたしの間にも
それと同様の川が流れているのではないか
船を漕いで垣間見る川面に
時折り美女が現れ
しばし幸福に浸る

しあわせはマーメイド
釣り上げることはない
「詩はただ病める魂の所有者と
孤独者との寂しい慰め」
なにも、三越や伊勢丹に行かずとも
Amazonや楽天で探さずとも
静かな孤りのうちに
煌めいていたりするのだーー

(萩原朔太郎の言葉を引用した)




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