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祝🐍巳年 切り絵動画 ヤマタノオロチ  Happy New Year of Snake Recitation Film"Kojiki (Ancient Japanese Legends),Yamatano-orochi-The Eight-Headed Serpent"" 

  昨年末、突然、腰痛に見舞われた。慣れぬ庭作業で歩行困難に。起床時などは着替えさえ出来なかった。それが始まったのが、ちょうどこの朗読動画に着手した頃である。 「蛇(オロチ)が降りてきた!」  これは退治せねば、と、三週間の格闘と度重なる「書き出し失敗」の末、完成したのが正月二日だった。お陰で、現在はなんとか歩けるまでに痛みは緩和している。悠久の魂魄が息づく神話と対峙するのは容易でない。恐るべし「言霊」である。 At the end of last year, I was suddenly struck by lower back pain. Unfamiliar garden work left me unable to walk. At times, like when getting up in the morning, I couldn’t even get dressed. This all began right around the time I started working on this reading video. “The serpent (Orochi) has descended!” I thought, I must vanquish it. After three weeks of struggle and countless "export failures," I finally completed it on January 2nd. Thanks to that, the pain has now eased to the point where I can walk somehow. Facing myths where eternal spirits reside is no easy task. The power of "kotodama" (the spirit of words) is truly fearsome. 太鼓朗読 古事記「八俣の大蛇」 Taiko Recitation: Kojiki "Yamata no Orochi–The 8-Headed Serpent" JPN Read/ENG Subs

動画づくり難航。。。〜謡曲「花筐」に挑戦

 

世阿弥の念力???

改元を意識して、というわけではないが、以前から謡曲「花筐」のサワリが気に入っていて、散歩の際に謡っていたものだから、この機に乗じて(って、結局、意識してんじゃん!)動画づくりに挑んでいるけど、これがなかなか進まん! きっと700年前の作者・世阿弥が「Youtubeなど!」とあの世でご立腹なのかも知れない。その気が名曲をWebに流すのを阻んでいるのだろう。。。

花筐の魅力

またまたNHKだが、日曜早朝に「FM能楽堂」という、囃子方の入らない素謡が放送されている。そこで「花筐」を知った。
いやぁ〜、美しい節回しに惚れた。物語も、ハッピーエンド。天皇となるために上洛する皇子から、お別れのブーケ(花筐)を手紙と共に手渡された恋人の照日の前。しかし、恋情拭いがたく、狂女となって皇子を追う。その紅葉狩りの場で再会。彼女が後生手にしている花筐を見て、皇子は元カノと知り、侍女としてこれから一緒に暮らす。。。
私が朝散歩に口ずさんでいるのは冒頭、その皇子の使いから手渡される花束に添えられた手紙を、照日の前が読み上げるところ。ここが、たまらん! 切なくて美しい旋律。世阿弥は天才!

そんな傑作に挑むのだから、簡単にはいかなぬのは承知の上である。が、好きが高じて、動画第二弾として何とか仕上げたい。デビュー作を一週間前に朗読披露してから、いわゆる「燃え尽き症候群」だろう、疲労が抜けぬまま今日に至っている。そもそも、ブログも動画もこちら次第だから休んだって構わない。が、「今日という日は、残りの人生の最初の日」と思うと、ボッーっと生きてんじゃないよ!と焦燥感に駆られる。書いたり作ったりして公表する以上、「見てもらわなくたって平気」というのは嘘になる。が、私自身、黄泉へ旅立つとき、天空から「ああ。よく作ったものだ」と我が仕事を見下ろして、人生にOKを出したい。自己満足の謗りは免れないけど、そうとでも思わないと、生きてゆけんじゃないですか。
ああ、「じゃないですか」って言ってしまった。「頑張れ」と共に使いたくない、有無を言わさぬ同意強制。。。

日本は所によって29℃が出る初夏に突入。ああ、今夏も灼熱か、とキリマンジャロの雪を夢見る世阿弥フアンです。

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