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【文明の危機〜タゴールの放つ警鐘は今なお、、、】”Crisis in Civilization” — Tagore’s Warning Still Rings Out

  昨日(6月16日付)の新聞に、アメリカ(トランプ大統領)とイランとの停戦合意の文字が躍っていた。同じ面に、サッカー日本代表がオランダと2−2のドローで初戦を終え、日経平均株価が七万円に迫る最高値を更新した、とあった。  インドの詩聖タゴールは死の直前にエッセーを残している。その名も『文明の危機』。 "Crisis in Civilization"(English)       遅まきながら拝読し、いささか驚いた。日本の軍国主義を批判した彼が「日出(いず)る国」に期待を寄せていたようなのだ。長いエッセーなので、エッセンスを抽出するように再構成を試みた。彼の詩集『ギタンジャリ』にならって散文形式にまとめた。東洋人の目から見る西洋文明の危機ーー80年を経た現在もそれは変わっていない気がする。  In yesterday’s newspaper, dated June 16, the words “ceasefire agreement between the United States — President Trump — and Iran” leapt from the page. On the same page, I also saw that Japan’s national football team had opened its campaign with a 2–2 draw against the Netherlands, and that the Nikkei average had reached a new record high, closing in on 70,000.  Shortly before his death, India’s poet-sage Rabindranath Tagore left behind an essay. Its title was "Crisis in Civilization." Belatedly, I read it — and found myself somewhat surprised. Tagore, who had criticized Japan’s militarism, nevertheless seems to have plac...

小さいことはいいことだ! 「歌う生物学 本川達雄教授 (ラジオ深夜便「科学部」5月13日放送分)から

小さいことはいいことだ!


毎回、ご自慢ののど(オリジナル歌曲)を聞かせてくれるナマコ研究の大家・本川達雄教授の、「深夜便科学部」5月13日(月)放送分を、以下に略述する。

動物スケーリングで見るゾウとネズミ

食物摂取量とエネルギー消費量は比例する。エネルギーは細胞が消費。それは働く=生きているという証拠。ゾウであれネズミであれ、細胞一個の質量は変わらない。
エネルギー消費量は体重の4分の1に反比例して減ってゆく。体重が10倍になると、細胞のエネルギー消費量はおよそ半分になる。体重が10万倍だと、エネルギー消費量は18分の1に減る(ハツカネズミとゾウとの比較に相応する)。
消費量は働いた、ということになるので、大きな動物(の細胞)はあまり働かない。ゾウの細胞はネズミのそれの5・6%しか働いていない。

ゾウはサボっていない

細胞が働くと熱になる。熱は皮膚から逃げる。大きいものほど熱が逃げにくい(例:茶碗の湯より風呂の湯は冷めにくい)。ゾウは熱が逃げにくいので、ネズミ同様の働きをすると、体温が100度を超えて、自ら焼けてしまう。これを避けるため、敢えて働かなく出来ている。決して、サボっているわけではない。

生物の群体と企業モデル

群体ーーサンゴやホヤは親の個体が自ら分かれたり枝を出したりして無性生殖でクローン(子供)を作る。群体は全体として統一のとれた行動を示す一つのシステムを構成する。個体が集まって作るシステムゆえ、企業のモデルと同じ。
ホヤの実験。90と10個の群体などに分けてエネルギー消費量を計測すると、確かに「体重の4分の1に反比例」。運動器官も脳も発達していないホヤさえ、分割すると、「ゾウとネズミ」の法則と合致する。つまり、「小さいほど、よく働く」。

教授の結論(及び、独唱)

新入社員よ、就活生よ。「大企業だから良い」とは必ずしも言えない。「小さいところ」こそ、自身を発揮出来る場なのだ。

〽️小さいこともいいことだ。力いっぱい働ける。


※聞き書きのため、誤りがあれば、ご指摘のほど、お願い申し上げます。

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