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【広島原爆の日に寄せて―山之口貘「鮪に鰯」をバラードに】For Hiroshima Day: Yamanokuchi Baku’s “Tuna and Sardine” as a Ballad

 山之口貘の、核兵器をめぐるシュールでシニカルな詩「鮪に鰯」を、バラードで朗唱した。 「鮪の刺身が食べたい」という、いかにも日常的な言葉から始まった詩は、やがて人間と鮪の境目を曖昧にし、地球を覆う戦争と核兵器の影へと広がっていく。  ユーモラスでありながら不穏。  素朴でありながら辛辣。  山之口貘の言葉には、声高に何かを訴えるのではなく、人間の欲望や矛盾を、少し離れた場所から静かに見つめるような冷徹さがある。その奇妙な詩世界を、今回は重く、どこか物悲しいバラードとして朗唱した。  映像では、鮪と爆弾が融合した異形の姿や、放射能によって崩れていく魚体などを用い、原詩に漂うグロテスクなユーモアと、核兵器の不条理を表現したつもり。  8月6日、広島原爆の日に寄せて公開。ご視聴いただければ幸いです。  I have turned Yamanokuchi Baku’s surreal and cynical poem about nuclear weapons, “Tuna and Sardine,” into a ballad.  The poem begins with an utterly ordinary remark: “I feel like having some tuna sashimi.” From there, however, the boundary between human beings and tuna gradually dissolves, and the poem expands toward the shadow cast over the earth by war and nuclear weapons.  Humorous, yet unsettling.  Simple, yet piercing.  Rather than raising its voice in protest, Baku’s poem seems to observe human desire and contradiction quietly, from a slight distance, with a certain cold clarity. I have tried to express that strange poetic world thro...

小さいことはいいことだ! 「歌う生物学 本川達雄教授 (ラジオ深夜便「科学部」5月13日放送分)から

小さいことはいいことだ!


毎回、ご自慢ののど(オリジナル歌曲)を聞かせてくれるナマコ研究の大家・本川達雄教授の、「深夜便科学部」5月13日(月)放送分を、以下に略述する。

動物スケーリングで見るゾウとネズミ

食物摂取量とエネルギー消費量は比例する。エネルギーは細胞が消費。それは働く=生きているという証拠。ゾウであれネズミであれ、細胞一個の質量は変わらない。
エネルギー消費量は体重の4分の1に反比例して減ってゆく。体重が10倍になると、細胞のエネルギー消費量はおよそ半分になる。体重が10万倍だと、エネルギー消費量は18分の1に減る(ハツカネズミとゾウとの比較に相応する)。
消費量は働いた、ということになるので、大きな動物(の細胞)はあまり働かない。ゾウの細胞はネズミのそれの5・6%しか働いていない。

ゾウはサボっていない

細胞が働くと熱になる。熱は皮膚から逃げる。大きいものほど熱が逃げにくい(例:茶碗の湯より風呂の湯は冷めにくい)。ゾウは熱が逃げにくいので、ネズミ同様の働きをすると、体温が100度を超えて、自ら焼けてしまう。これを避けるため、敢えて働かなく出来ている。決して、サボっているわけではない。

生物の群体と企業モデル

群体ーーサンゴやホヤは親の個体が自ら分かれたり枝を出したりして無性生殖でクローン(子供)を作る。群体は全体として統一のとれた行動を示す一つのシステムを構成する。個体が集まって作るシステムゆえ、企業のモデルと同じ。
ホヤの実験。90と10個の群体などに分けてエネルギー消費量を計測すると、確かに「体重の4分の1に反比例」。運動器官も脳も発達していないホヤさえ、分割すると、「ゾウとネズミ」の法則と合致する。つまり、「小さいほど、よく働く」。

教授の結論(及び、独唱)

新入社員よ、就活生よ。「大企業だから良い」とは必ずしも言えない。「小さいところ」こそ、自身を発揮出来る場なのだ。

〽️小さいこともいいことだ。力いっぱい働ける。


※聞き書きのため、誤りがあれば、ご指摘のほど、お願い申し上げます。

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