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【二百年前の強き日本で候】本日2月18日「異国船打払令」発令日(文政八年 1825年)/What Guts! “The Edict to Repel Foreign Ships”(1825)

 ちょうど二百年前の今日、1825年の2月18日、 文政の「異国船打払令」、いわゆる「無二念打払令」が発令された。 その強きな姿勢に、初めて正式文書を読んだ私はいささか驚いたと同時に、逞しさを覚えた。 現代日本と「何たる違いだ!」と。  尤も、この後から情勢は急変、開国へと向かうわけだが、「いうべきことは言う」といった当時の幕府のポリシーと心意気が頼もしくうかがえる。まさに、武士道である。  ああ、しかし、今やそれも遠い過去となってしまったのか。。。  一縷の希望?を託したシャッフル・ビート(朗読)をお楽しみください。 Exactly two hundred years ago today, on February 18, 1825, the Edict to Repel Foreign Ships, also known as the No-Second-Thoughts Repel Order, was issued during the Bunsei era. When I read the official document for the first time, I was both surprised by its resolute stance and impressed by its boldness. I couldn’t help but think, "How different this is from Japan today!" Of course, the situation changed rapidly after this, eventually leading to the opening of the country. However, the shogunate’s policy and spirit at that time — one of “saying what must be said” — left me feeling reassured and inspired. This was truly the essence of Bushido. And yet... has all of that become nothing more than a distant memory? Please...

小さいことはいいことだ! 「歌う生物学 本川達雄教授 (ラジオ深夜便「科学部」5月13日放送分)から

小さいことはいいことだ!


毎回、ご自慢ののど(オリジナル歌曲)を聞かせてくれるナマコ研究の大家・本川達雄教授の、「深夜便科学部」5月13日(月)放送分を、以下に略述する。

動物スケーリングで見るゾウとネズミ

食物摂取量とエネルギー消費量は比例する。エネルギーは細胞が消費。それは働く=生きているという証拠。ゾウであれネズミであれ、細胞一個の質量は変わらない。
エネルギー消費量は体重の4分の1に反比例して減ってゆく。体重が10倍になると、細胞のエネルギー消費量はおよそ半分になる。体重が10万倍だと、エネルギー消費量は18分の1に減る(ハツカネズミとゾウとの比較に相応する)。
消費量は働いた、ということになるので、大きな動物(の細胞)はあまり働かない。ゾウの細胞はネズミのそれの5・6%しか働いていない。

ゾウはサボっていない

細胞が働くと熱になる。熱は皮膚から逃げる。大きいものほど熱が逃げにくい(例:茶碗の湯より風呂の湯は冷めにくい)。ゾウは熱が逃げにくいので、ネズミ同様の働きをすると、体温が100度を超えて、自ら焼けてしまう。これを避けるため、敢えて働かなく出来ている。決して、サボっているわけではない。

生物の群体と企業モデル

群体ーーサンゴやホヤは親の個体が自ら分かれたり枝を出したりして無性生殖でクローン(子供)を作る。群体は全体として統一のとれた行動を示す一つのシステムを構成する。個体が集まって作るシステムゆえ、企業のモデルと同じ。
ホヤの実験。90と10個の群体などに分けてエネルギー消費量を計測すると、確かに「体重の4分の1に反比例」。運動器官も脳も発達していないホヤさえ、分割すると、「ゾウとネズミ」の法則と合致する。つまり、「小さいほど、よく働く」。

教授の結論(及び、独唱)

新入社員よ、就活生よ。「大企業だから良い」とは必ずしも言えない。「小さいところ」こそ、自身を発揮出来る場なのだ。

〽️小さいこともいいことだ。力いっぱい働ける。


※聞き書きのため、誤りがあれば、ご指摘のほど、お願い申し上げます。

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