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【二百年前の強き日本で候】本日2月18日「異国船打払令」発令日(文政八年 1825年)/What Guts! “The Edict to Repel Foreign Ships”(1825)

 ちょうど二百年前の今日、1825年の2月18日、 文政の「異国船打払令」、いわゆる「無二念打払令」が発令された。 その強きな姿勢に、初めて正式文書を読んだ私はいささか驚いたと同時に、逞しさを覚えた。 現代日本と「何たる違いだ!」と。  尤も、この後から情勢は急変、開国へと向かうわけだが、「いうべきことは言う」といった当時の幕府のポリシーと心意気が頼もしくうかがえる。まさに、武士道である。  ああ、しかし、今やそれも遠い過去となってしまったのか。。。  一縷の希望?を託したシャッフル・ビート(朗読)をお楽しみください。 Exactly two hundred years ago today, on February 18, 1825, the Edict to Repel Foreign Ships, also known as the No-Second-Thoughts Repel Order, was issued during the Bunsei era. When I read the official document for the first time, I was both surprised by its resolute stance and impressed by its boldness. I couldn’t help but think, "How different this is from Japan today!" Of course, the situation changed rapidly after this, eventually leading to the opening of the country. However, the shogunate’s policy and spirit at that time — one of “saying what must be said” — left me feeling reassured and inspired. This was truly the essence of Bushido. And yet... has all of that become nothing more than a distant memory? Please...

夢のはなし03 セクハラ演出家


夢のはなし03 「セクハラ演出家」


場所は校舎の屋上広場。と言っても、我々四人はレッキとした社会人劇団員。間近の公演のための稽古に余念ないのだ。
演出家は30代の青年。主宰ではないので、初顔だ。お互い遠慮があるからか、雰囲気が固い。力み過ぎの指導。不信感が募る。。。
やがて、隣りの女優を責めだした。ああだ、こうだ、と叱責する。それも、馴れ馴れしさを通り越して腕や背を叩きまくるのだ。自分の指導力不足と、我々俳優の不審な眼差しに苛立ってでもいるように。。。
私は我慢ならず、つい彼を怒鳴った。すると、彼はキッと私を睨むなり、ポケットからハンディー・カムを取り出して私にレンズを向けた。そして、ゆっくりとこちらに歩み寄るのだ。私は眉を顰める。なんだ、こいつは。

結局、彼はさっと背を向けると、どこかに姿を消した。雰囲気悪い指導者から解放された我々は戸惑うどころか気楽になって、校舎を見学。廊下に、睫毛と髭の長い老役者の写真が飾ってあり、私はつい見入ってしまう。自分そっくりだ、と。。。

さて、場面は急に本番明けの打ち上げ会場。居酒屋のようなところ。そこに、原作者である美人作家も列席していた(例の演出家は解雇されたのか、欠席)。私は彼女に惚れ込んでいるようだが、そのオーラが強いようで、なかなか相手にされない。会話も許されない。自身喪失。。。
しかし、チャンスは訪れた。宴もたけなわとなり、誰だろう、畳に酔いつぶれていた(それとも、ストレッチ?)彼女の足首を掴んで廊下へ引きずり出す無頼漢がいて、その瞬間、彼女が私の名を叫んだ。私は奮い立ち、彼女を救い起こすーー。

夢はそこで終わった。なんだか、蛇の生殺しの心境だったが、切ない甘さの目覚めだった。

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