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注目

祝🐍巳年 切り絵動画 ヤマタノオロチ  Happy New Year of Snake Recitation Film"Kojiki (Ancient Japanese Legends),Yamatano-orochi-The Eight-Headed Serpent"" 

  昨年末、突然、腰痛に見舞われた。慣れぬ庭作業で歩行困難に。起床時などは着替えさえ出来なかった。それが始まったのが、ちょうどこの朗読動画に着手した頃である。 「蛇(オロチ)が降りてきた!」  これは退治せねば、と、三週間の格闘と度重なる「書き出し失敗」の末、完成したのが正月二日だった。お陰で、現在はなんとか歩けるまでに痛みは緩和している。悠久の魂魄が息づく神話と対峙するのは容易でない。恐るべし「言霊」である。 At the end of last year, I was suddenly struck by lower back pain. Unfamiliar garden work left me unable to walk. At times, like when getting up in the morning, I couldn’t even get dressed. This all began right around the time I started working on this reading video. “The serpent (Orochi) has descended!” I thought, I must vanquish it. After three weeks of struggle and countless "export failures," I finally completed it on January 2nd. Thanks to that, the pain has now eased to the point where I can walk somehow. Facing myths where eternal spirits reside is no easy task. The power of "kotodama" (the spirit of words) is truly fearsome. 太鼓朗読 古事記「八俣の大蛇」 Taiko Recitation: Kojiki "Yamata no Orochi–The 8-Headed Serpent" JPN Read/ENG Subs

花の日に





4月8日は花の日、とのこと。

朗読動画の編集作業。遅々として進まず。

いや。つまずいているということは、進んでいる証拠、、、と自分を慰めつつ努めるのみ。


昨日のヴァルザー、小野正嗣の続き。
「自分が世の中で成功するかもしれないと考えると、ぼくはゾッとする」、そうフランツ・モーア(シラーの『群盗』の登場人物)の台詞を書き換えながらヴァルザーは言う。彼の主人公たちはみんな、この恐怖を共有している。けれどもなぜ? 世の中に対する嫌悪感、あるいは倫理的怨恨(ルサンチマン)や激情(パトス)などからでは全然なく、全く享楽主義(エピキュリアン)的理由から。彼らは自分自身を味わいたいのだ」(ベンヤミン・コレクション2 ちくま学術文庫)

世間的評判などでなく、自分自身が楽しい・幸せでありたいーー幸せは他者の目が決めるのではなく、自分自身なのだ、と。
この辺り、「地獄とは他人の目」と言ったサルトルにも通じる気がする。
確かに、ヴァルザーの『散歩』を読んでいると、とても他人を楽しますために書いているとは思えない。むしろ、自分のために書いているような。でも、それこそが幸福なのだな、と。

実は、きょう、知人のかたのご葬儀があった。色々、思うこところ有り。
花の日。誕生日の花は「レンゲソウ」。花言葉が「私の苦しみを和らげる」(NHK「ラジオ深夜便」より)
確かに(また言った)、花を見ると、ホッとする。そんな年齢になったのか、、、と新品の学生服に追い越されながら思った。

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