スキップしてメイン コンテンツに移動

注目

【白秋はロックな詩人〜北原白秋「邪宗門秘曲(ロック)」】

  北原白秋、と聞くと、真っ先に童謡のイメージを抱く。しかも、金子みすゞと並んで教科書に載るような実に優等生的名作ばかりで、荒みきった小生には退屈で仕方ない。だから、長い間ノータッチだったのだが、ふと「邪宗門」という言葉に引っかかるところがあり、「青空文庫」を閲覧してみて仰天した。かくもキレキレの白秋にお目にかかるのは、遅まきながら初めてだったのだ。童謡のイメージが見事に粉砕された瞬間だった。と同時に、ロックビートが耳に蘇ってきて、それで朗誦することにした。詩人の若き時は、なぜこうも尖っているのだろう。歳を取り名声や勲章を手にすると、鋭さはなまってしまうのか。政治にしろ芸術にしろ、「みんなに愛される」のは、結局「誰にも愛されない」ことか。「嫌われ者」が理想?  When I hear the name Kitahara Hakushu, the first thing that comes to mind is children’s songs. And not just any children’s songs, but those impeccably “model-student” masterpieces that seem to belong in school textbooks alongside the poems of Kaneko Misuzu. For a jaded fellow like myself, they were simply too wholesome to be interesting.  So for a long time, I left Kitahara completely untouched. But one day, the word Jashūmon somehow caught my attention. I looked it up on Aozora Bunko—and was astonished.  This was the first time, late though it may have been, that I had encountered such a sharp-edged, dazzlingly intense Hakushū. In that moment, my image...

死を宣告された人間が見るすべてが美 (ラジオ深夜便「明日へのことば」映像作家 保山耕一)

50歳のときに末期ガンが判明。余命数ヶ月。
業界で有名だった彼の闘病生活は、孤独だった、とのこと。仕事仲間はいたが、倒れたときには「とうとうヤツも倒れたな」との心無い噂。

そんな中、故郷の奈良の風景をスマホで撮った。癒された。痛みも苦しみも孤独も忘れ、3000円で買った三脚とスマホで夢中になって撮影した。

気づけば、宣告された余命はとっくに過ぎた。死を覚悟したら、風景の全てが厳しくも美しく輝く。
自然が「さあ、撮ってくれ」と招く。「撮らせて頂く」と撮影者。人混みで孤独をしょっちゅう感じるが、自然と向き合ったとき、孤独は大宇宙と一体ということを知覚する。

新月のあとの、弧線のような月こそ最も美しい。誰もそんなものは探しはしないし、見逃すけれど、そこに自然は・宇宙は微笑みかけてくれる。
孤独、、、いいじゃないですか。
電車に乗れば、100人のうち98人はスマホを見てる。孤独防止器。親戚・近隣は「孤独死」を哀れがる。でも、死期を悟ったゾウが、すーっと群れを離れて誰知らぬ場所で斃れるごとく、そんな尊厳さこそ、美しく思う。

生も死もTube に繋がりっぱなし。。。
いささか自省。。。


奈良の美満載。「保山耕一 Website]


こちらは、小生の母高の桜並木。


コメント