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祝🐍巳年 切り絵動画 ヤマタノオロチ  Happy New Year of Snake Recitation Film"Kojiki (Ancient Japanese Legends),Yamatano-orochi-The Eight-Headed Serpent"" 

  昨年末、突然、腰痛に見舞われた。慣れぬ庭作業で歩行困難に。起床時などは着替えさえ出来なかった。それが始まったのが、ちょうどこの朗読動画に着手した頃である。 「蛇(オロチ)が降りてきた!」  これは退治せねば、と、三週間の格闘と度重なる「書き出し失敗」の末、完成したのが正月二日だった。お陰で、現在はなんとか歩けるまでに痛みは緩和している。悠久の魂魄が息づく神話と対峙するのは容易でない。恐るべし「言霊」である。 At the end of last year, I was suddenly struck by lower back pain. Unfamiliar garden work left me unable to walk. At times, like when getting up in the morning, I couldn’t even get dressed. This all began right around the time I started working on this reading video. “The serpent (Orochi) has descended!” I thought, I must vanquish it. After three weeks of struggle and countless "export failures," I finally completed it on January 2nd. Thanks to that, the pain has now eased to the point where I can walk somehow. Facing myths where eternal spirits reside is no easy task. The power of "kotodama" (the spirit of words) is truly fearsome. 太鼓朗読 古事記「八俣の大蛇」 Taiko Recitation: Kojiki "Yamata no Orochi–The 8-Headed Serpent" JPN Read/ENG Subs

タブレット朗読!

iPadを首にかけての朗読 / 写真提供:夏野雨

夢のひととき

昨日の今日で、なんだか二日酔いのようにぼーっとしている。
1時間の運転と40分の徒歩による参加。まあ、その間に稽古するわけだが、さすがにタブレットを首にかけては歩けない。そうなのだ。iPadで自作動画(を流しながらの(原稿なしの)朗読。タイトルが『船が来た』だけに、暗礁に乗り上げないか心配だった。。。
『船が来た』(Youtubeチャンネル「ひとりぼっちの朗読会」

が、いざ、マイクの前に立つと、「自分」が消える。「夢中」というのはこういうことで、とりわけ今回は、「パワポでプレゼン」みたいに自分が画像を見ながら説明、というわけではないから、頼りは片耳に引っ掛けたBluetoothイヤホンのみ。そこから小さく聞こえる声に合わせて、いわゆる「ラップ朗読」ーー松村邦洋、高橋源一郎、小林克也諸氏のコメント(第三回「詩のボクシング」全国大会 NHK-BS2「詩のボクシング7 心に届け! 声の力 言葉の力」より)ーーを誤りなく朗詠するのに必死だったのだ。

とは言え、なんだか心地よかった。笑いが聞こえて、それも励みになった。わずか3分ちょっと。このための労力は計り知れぬが(って、自分で言うな😠)、無事終えた後の爽快な疲労と解放感はたまらない。ホントに夢のようなひとときだった。

詩は日常のなかに

詩友との出会いもそうだ。見逃してしまいがちな日常の瑣末さにこそ詩があり、それが人生を楽しくしてくれる、とーー。
「ことば」で「世界」を創り、「しあわせ」を創る。
いや。「創る」んじゃなく、「見る」んだろう。芝生のひとくさ、ひとくさに詩を見る。実はそこに在って、それを僕らは見てないだけ。詩人にはそれを気づかせる使命がある。「あなたも詩人なんだよ」と。「あなたも実は幸福なんだよ」と。

おお! ひと仕事終えたあとの、一夜明けても取れぬ倦怠(もう歳だ!)は幸福の象徴。僕の初挑戦の朗読動画に笑い・拍手・撮影・登録まで頂いた「福ポエ」ご来場の皆さまに「ありがとう!」とこの場をお借りして謝意を申し上げます。






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