スキップしてメイン コンテンツに移動

注目

Dance Remix “The Ballad of Persse O’Reilly” be selected for "Bloomsday Film Festival"! ダンス・リミックス「パース・オライリーのバラード」がブルームズデイ・フィルム・フェスティバルに入選!

A film I created to celebrate the 143rd birthday of James Joyce has been officially selected. I like to think the genius himself is dancing in heaven🕺  Dance Remix “The Ballad of Persse O’Reilly” Lyrics by James Joyce (from “Finnegans Wake”) Read & Music by POETAQ Have you heard of one Humpty Dumpty How he fell with a roll and a rumble And curled up like Lord Olofa Crumple By the butt of the Magazine Wall Of the Magazine Wall Hump, helmet and all? He was one time our King of the Castle Now he’s kicked about like a rotten old parsnip And from Green street he’ll be sent by order of His Worship  To the penal jail of Mountjoy To the jail of Mountjoy! Jail him and joy He was fafafather of all schemes for to bother us Slow coaches and immaculate contraceptives for the populace Mare’s milk for the sick, seven dry Sundays a week Openair love and religion’s reform And religious reform Hideous in form Arrah, why, says you, couldn’t he manage it? I’ll go bail, my fine dairyman darling Li...

歯とソクラテス(歯科治療中に思うこと)

有権者の半分も足を運ばぬお祭りが去るも、吾輩の歯科治療はまだまだ続いている。
左上、奥から二番目。明細書の「算定した診療報酬の項目の名称」に「根管貼薬処置(3根)」とある。これが4回も続いているのだ。つまり、それほど病根が深いらしい。(なんだか、私の宿業のよう。。。)

寝心地のよい診療椅子で大口を開き、削られたり挿されたり塗られたりしながら思うこと。それは、「たかが歯一本、痛むだけで、こんなに苦しまさせられるのか」ということ。歯の大きさは臼歯でも1センチあるかなきか。それが蝕まれ、疼くだけで、生活困難に陥る。ほっといたら、黴菌が全身に回って命まで危うくする。目に見えぬウィルスに、その数千・数万・数億倍も大きな人間がやられる。「大きいことは良いことだ」が聞いて呆れる。重要なのはボリュームではなく中身なのだ!

さて、二番目に思うのが、職業について。こうして朝から夕方遅くまで他人の歯を治療する先生は偉いなぁ。お医者さんもそうだ。病気の百貨店だけに、つくづく思う(まあ、最近は患者よりパソコンに喋る先生がたが多いが。。。)
しかし、である。そのお医者さん、また、ポスター貼りっぱなしの「先生」、大学教授、評論家、国際ボランティアにも当たるタレントさん、などなどの「偉いなぁ」と思うかたがたも、ご飯は食べる。そのご飯、端的に言えば「お米」「野菜」「お肉」を作ってる農家さんのほうがもっと偉いのでは。そして、吾輩のごとく、愚にもつかぬ創作を性懲りも無くやっている存在は、米・野菜も作れなければ、歯一本も治せやしない。「生きるべきか・死ぬべきか」と記者的質問をされると、答えは明らか。いや。文学や映画やアートによって勇気や癒しを得ている人もいるだろう。生きる活力になっている人もいるだろう。そう考えると、誰が偉い、誰が偉くない、といった問題ではなかろう。そんな、職業で人を判断すること自体、傲慢なのではないか。ソクラテスから叱られそうである。「私は働いていない。「金銭を稼ぐ」という意味での労働のとこだ。だが、私は私の使命(ミッション)に従ってアテネの青年たちに『無知の知』を促しているゆえ、偉いのである」とーー。

そんなこんなで、気づいたら「お疲れさま」と衛生士のお姉さんに声掛けられた。まさか、「歯医者でソクラテス」など吾輩くらいだろう。ちょっとした治療でも力んでしまい、ぐったりと会計をソファで待っていると、窓外に歯ブラシが!

何事も、「これ」と思い込んだら、一途(いちず)な吾輩なのである。。。

コメント