スキップしてメイン コンテンツに移動

注目

【文語のエロティシズム】〜蒲原有明『有明集』から「愛欲の詩 四篇」を。

  文語(明治期)の色気を求めて土井晩翠から探索を始めたが、「詩人」のバロディーが浮かんだだけで、格調高いがエロティシズムは残念ながら見出せず、続く詩人として「蒲原有明」を読んでみた。  複雑な語彙やリズムを駆使した象徴派詩人として、『独絃哀歌』『春鳥集』『有明集』などを発表。薄田泣菫と併称され、北原白秋、三木露風らに影響を与えた。   蒲原有明(Wikipedia)  死とエロスの香り漂う「われ迷ふ」を作曲してみたが歌で終わるのが物足りなく、朗読することに。  文語の色気をご堪能あれ。 **The Eroticism of Literary Japanese** — Four Poems of Desire from Kambara Ariake’s *Ariake-shū* In search of the sensuality of Meiji-period literary Japanese, the exploration began with Doi Bansui. But aside from the parody “The Poet,” what emerged was grandeur and dignity rather than eroticism. So the search moved on to Kambara Ariake, one of the major poets who emerged after Doi Bansui. A Symbolist poet known for his intricate vocabulary and rhythms, Ariake published such collections as *Dokugen Aika*, *Shunchōshū*, and *Ariake-shū*. Often mentioned alongside Susukida Kyūkin, he went on to influence poets including Kitahara Hakushū and Miki Rofū. from "Kambara Ariake (Wikipedia)"  蒲原有明(Wikipedia) A musical setting was first made f...

「カフェの日」とアリアナ・グランデ

1888年(明治21年)の今日、日本で初の本格的喫茶店が東京で開業。
(「今日」という日は、本来、一日(いちにち)しかないので、こういう言い方はあまり好まないが、便宜上、記すことにする)

漢字から「平仮名」「片仮名」を創出するなど、他国文化を自国好みにカスタマイズするのが得意な日本。日本初のカフェも、ハイカラなのは違いないにしろ、さぞ美事な和洋折衷が賞味されたことだろう。

またまたNHKで申し訳ないが(回し者ではありません)、今朝の「まいあさ」サタデー・エッセーで作家・冲方丁氏が語っていた「アリアナ・グランデの七輪事件」を聴いていて思ったことをひとくさり。

日本贔屓で有名だった彼女。いつか日本にも住みたいと日本語を学んでいたそうで、それが高じて、自身の曲「seven rings」を文字どおり「七輪」と訳し、手にタトゥーを彫った。それが、多くの日本人にバッシングされ、とうとう彼女は日本嫌いになった。冲方氏はそれを実に残念がっていた。日本だって、「天ぷら」はもともとポルトガル語で「料理する」という意味だし、「出任せ」も英語のデマゴーグから来ている。自国風に改変し、定着させている。なにも「七輪」に目くじら立てることもなかろう、と。

カフェのメニュー・ボードにあった「抹茶アイス」。よく晴れた昼下がりに、甘党の私は「けしからん!」の代わりに、「ひとつ」と注文してしまった。



*作家・冲方丁「アリアナ・グランデ 七輪事件を語る」→聴き逃し4月22日まで
サタデー・エッセー 冲方丁 4月22日 午後6時まで

コメント