1888年(明治21年)の今日、日本で初の本格的喫茶店が東京で開業。
(「今日」という日は、本来、一日(いちにち)しかないので、こういう言い方はあまり好まないが、便宜上、記すことにする)
漢字から「平仮名」「片仮名」を創出するなど、他国文化を自国好みにカスタマイズするのが得意な日本。日本初のカフェも、ハイカラなのは違いないにしろ、さぞ美事な和洋折衷が賞味されたことだろう。
またまたNHKで申し訳ないが(回し者ではありません)、今朝の「まいあさ」サタデー・エッセーで作家・冲方丁氏が語っていた「アリアナ・グランデの七輪事件」を聴いていて思ったことをひとくさり。
日本贔屓で有名だった彼女。いつか日本にも住みたいと日本語を学んでいたそうで、それが高じて、自身の曲「seven rings」を文字どおり「七輪」と訳し、手にタトゥーを彫った。それが、多くの日本人にバッシングされ、とうとう彼女は日本嫌いになった。冲方氏はそれを実に残念がっていた。日本だって、「天ぷら」はもともとポルトガル語で「料理する」という意味だし、「出任せ」も英語のデマゴーグから来ている。自国風に改変し、定着させている。なにも「七輪」に目くじら立てることもなかろう、と。
カフェのメニュー・ボードにあった「抹茶アイス」。よく晴れた昼下がりに、甘党の私は「けしからん!」の代わりに、「ひとつ」と注文してしまった。
*作家・冲方丁「アリアナ・グランデ 七輪事件を語る」→聴き逃し4月22日まで
サタデー・エッセー 冲方丁 4月22日 午後6時まで
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