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【クリスマスは孔雀の聖歌で〜W.B.イェイツ「孔雀」】A poetry chant for Christmas Eve. “The Peacock” by W. B. Yeats

  本日はクリスマスイブ。七面鳥がふさわしいところだが、父親の県展入選の写真を使わせてもらうことにして、孔雀でお許しください。真っ白の羽の孔雀だが、動画制作中、彩色の誘惑に駆られ、ヴィジュアルに傾いてしまった。まあ、クリスマスでもあるし、美を意識してのこととご勘弁ください。 戦後80年も、残すところ一週間。戦闘機の代わりに「熊」が襲来する一年だった。来年こそ、まともな年になりますように。。。    動画の詩「孔雀」は、W .B.イエーツ、中期の詩集「レスポンシビリティーズ」所収。世俗的な富より美こそ、と謳う。グレゴリオ聖歌などとても歌えないが、たまには美しいものを、と原文の美麗さに乗って口ずさんだもの。お気に召していただければ幸い。  Today is Christmas Eve.  A turkey would be more appropriate, perhaps, but instead I have borrowed a photograph by my father—one that was once selected for a prefectural exhibition—and ask your forgiveness for presenting a peacock instead. This peacock, with its pure white feathers, was meant to remain unadorned. Yet during the process of making the video, I found myself tempted by color, and the work gradually leaned toward the visual. Since it is Christmas, I hope you will allow this indulgence as an offering to beauty.  Eighty years since the end of the war, with only one week left in the year. It has been a year in which “bears,” rather than fighter jets, came ru...

ウサギの目 〜運命を想う

左目を打ってしまった。バス・マットで。
立てかけてあったそれを下ろそうとして左手で下ろそうとした瞬間だった。

眼鏡を外していたのと、慌てていたのと。

鉄板でも木板でもないから良かったものの、痛くて、鏡で見ると。


ショックだった。
私は朗読会やひとり芝居など、人前に出ることがある。
これでは醜くて、とても出られない。ホントに涙。。。

無数の「if(もし)」が頭を駆け巡る。
もし、慌てず、慎重に浴室へ入っていたら。。。
もし、当たったところが目でなく、頬だったら。。。
もし、白目でなく、黒目だったら。。。

3歳のとき、母と行ったスーパーでオシッコをしたくなり、店先の、道路を隔てた駐車場へ駆け出た。そこへ、自動車が走って来て、私はちょうど助手席のドアにぶつかった。
が、幼い子供の柔軟さだろうか、転んだものの、別に大怪我もせず、平然と用を足して母の元に戻った。もし、1秒でも早く飛び出していたら、私はボンネットに跳ね飛ばされ、死んでいただろう。。。

「もし」は数え上げればキリがない。
目を打って数時間経ったが、充血は去らない。去りそうにない。私はこの先、赤い左目のままだろう。

サルトル
ラフカディオ・ハーン
ヤニス・クセナキス 
皆、目に何らかの障がいを持っていた。
偉人を引き合いに出すのは甚だ不遜だが、揶揄や劣等感を覆す彼らの不撓不屈は見習うべきものがある。

なーんて、難しいことは置いといて、「見えてんだから、いいじゃないの」。
まあ、そういうことにしておこう。所詮、欠陥だらけの人生なんだし。。。

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