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【知恵こそ武器】ロック歌舞伎「勧進帳」  Wisdom Is the True Weapon — Rock Kabuki “Kanjinchō”

  かつて、戦争資料館の館長から聞いたエピソード。招集された市民が軍服を手渡され、着てみると小さく、交換を申し出ると「お前が軍服に合わせろ!」と怒鳴られたそうだ。  役所、役人というのはそういうものだろう。「勧進帳」(能「安宅」)は、そんな「人を肩に嵌めようとする権力」の計略を知恵で乗り切ろうとする痛快劇である。しかし、その機転と裁量は、ただ一日ぼうっと過ごして育まれるものではなかろう。権力の前で怯え、平伏し、従ってしまうのが常。だからこそ、弁慶のような智勇を兼ね備えた人物に、時代を超えた憧れを抱くのかも知れない。現代で言えば、大谷翔平だろうか。。。   「弁天小僧 菊之助」  に続くロック歌舞伎の第二弾。「大恩教主の秋の月」の季節ではないが、選挙が近いともあって、制作した「勧進帳」のように、投票用紙に自分の意見を書けば無効になる。「指定の名を」というのが権力側の意向。そこに民意が反映されるのか、、、いつもの疑問である。  Once, I heard an episode from the director of a war museum. Citizens who had been drafted were handed military uniforms. When one man tried his on, it was too small. He asked for a different size—and was shouted at: “Adjust yourself to the uniform!”  That, in essence, is how bureaucracies and officials tend to work.  Kanjinchō (from the Noh play Ataka ) is a rousing tale about overcoming exactly this kind of power—power that tries to force people to fit its mold—through wit and ingenuity. But such presence of mind and judgment are not cultivated by drifting through one’...

ウサギの目 〜運命を想う

左目を打ってしまった。バス・マットで。
立てかけてあったそれを下ろそうとして左手で下ろそうとした瞬間だった。

眼鏡を外していたのと、慌てていたのと。

鉄板でも木板でもないから良かったものの、痛くて、鏡で見ると。


ショックだった。
私は朗読会やひとり芝居など、人前に出ることがある。
これでは醜くて、とても出られない。ホントに涙。。。

無数の「if(もし)」が頭を駆け巡る。
もし、慌てず、慎重に浴室へ入っていたら。。。
もし、当たったところが目でなく、頬だったら。。。
もし、白目でなく、黒目だったら。。。

3歳のとき、母と行ったスーパーでオシッコをしたくなり、店先の、道路を隔てた駐車場へ駆け出た。そこへ、自動車が走って来て、私はちょうど助手席のドアにぶつかった。
が、幼い子供の柔軟さだろうか、転んだものの、別に大怪我もせず、平然と用を足して母の元に戻った。もし、1秒でも早く飛び出していたら、私はボンネットに跳ね飛ばされ、死んでいただろう。。。

「もし」は数え上げればキリがない。
目を打って数時間経ったが、充血は去らない。去りそうにない。私はこの先、赤い左目のままだろう。

サルトル
ラフカディオ・ハーン
ヤニス・クセナキス 
皆、目に何らかの障がいを持っていた。
偉人を引き合いに出すのは甚だ不遜だが、揶揄や劣等感を覆す彼らの不撓不屈は見習うべきものがある。

なーんて、難しいことは置いといて、「見えてんだから、いいじゃないの」。
まあ、そういうことにしておこう。所詮、欠陥だらけの人生なんだし。。。

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