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【二百年前の強き日本で候】本日2月18日「異国船打払令」発令日(文政八年 1825年)/What Guts! “The Edict to Repel Foreign Ships”(1825)

 ちょうど二百年前の今日、1825年の2月18日、 文政の「異国船打払令」、いわゆる「無二念打払令」が発令された。 その強きな姿勢に、初めて正式文書を読んだ私はいささか驚いたと同時に、逞しさを覚えた。 現代日本と「何たる違いだ!」と。  尤も、この後から情勢は急変、開国へと向かうわけだが、「いうべきことは言う」といった当時の幕府のポリシーと心意気が頼もしくうかがえる。まさに、武士道である。  ああ、しかし、今やそれも遠い過去となってしまったのか。。。  一縷の希望?を託したシャッフル・ビート(朗読)をお楽しみください。 Exactly two hundred years ago today, on February 18, 1825, the Edict to Repel Foreign Ships, also known as the No-Second-Thoughts Repel Order, was issued during the Bunsei era. When I read the official document for the first time, I was both surprised by its resolute stance and impressed by its boldness. I couldn’t help but think, "How different this is from Japan today!" Of course, the situation changed rapidly after this, eventually leading to the opening of the country. However, the shogunate’s policy and spirit at that time — one of “saying what must be said” — left me feeling reassured and inspired. This was truly the essence of Bushido. And yet... has all of that become nothing more than a distant memory? Please...

ライブ恐怖症 サカナクション・山口一郎“Night Fishing Radio”より

昨日1日
NHKーFM サカナクション・山口一郎“Night Fishing Radio”
「温(音?)故知新」のコーナーで
イギリスのバンドXTCについてのレポートを興味深く聴いた。
ボーカルのアンディーが「ライブ恐怖症」になり
最盛期にパタリとツアーを辞めた、と。
その経緯を番組から略述するーー。




レポーター(井出) ヒット曲も少しずつ出てきてアルバムも絶賛されていて、ライブもすごいって評判になってきていた xtc なんですが、「Black Sea」のツアー以降、ライブを一切やめてしまうんです。
 その理由は、ボーカルのアンディがステージ恐怖症になってしまったためということで、当時はすごくハードなスケジュールで世界ツアーを回っていて、その合間の数週間で詰め込むように次のアルバムのレコーディングをする日々を送っていたそうなんですね。で、そんな中でライブを続けていると、自分が何者なのかよく分からない感覚になっていったそうなんですよね。
 で、アンディーはどんどんステージに立つのが嫌になってしまったということで、この後一切ライブツアーをやらなくなってしまいます。なので、5枚目のアルバムツアーは日程も決まっていたんですが、全てキャンセルして、これ以降のXTCはレコーディングだけで活動を続けていきます。
 で、ライブで再現出来ることを前提としない音作りになっていくということで、その感覚は「箱庭」や「盆栽」のようなものに例えられています。XTCは日本人が好むバンドだっていうのもよく言われる話なんですが、その理由として、今回お話を伺った小野島さんは、先ほど言いました「箱庭的な音作り」で、「ポップだけどコマーシャルではない」という点に日本人が魅かれたんじゃないかなとおっしゃっていました。
 で、ライブをやらないってことはアメリカでは商業的に致命的なことだとされていました。当時はライブで再現できる前提で音楽を作って、ライブをやってみんなに知ってもらうというものだったんですが 、XTCはそれを辞めてしまって、どんどん音楽がカルト化されていきます。それが日本人にとっては箱庭や盆栽のような感覚で好まれたのではないかということなんですね。

一郎 テクニカルなものを好む傾向がありますよね、日本って。ベビメタとかもそうですもんね。プログレッシブなものもそうですけど。ライブやらなくなっちゃったんですね。

井出 そうなんです。で、こうしてライブを辞めてしまったXTCの、トット・ラングレンと一緒に作ったアルバム「Skylarking」。このコラボレーションは、レコード会社がXTCの音楽はイギリスっぽいから売れないんだ、とプロデューサーにアメリカのポップミュージックの鬼才と呼ばれるとトット・ラングレンを推薦されたことで実現しました。
 このアルバムから一曲聞いてみましょう。この曲は最初はシングルの B 面でリリースされたんですが、アメリカのカレッジ・ラジオがきっかけで話題を呼んでヒットします。内容としては、神様を否定するっていう、ちょっと過激な内容になっているので、アメリカ版のアルバムには入っているんですが、XTCの本国イギリス版のアルバムからはカットされていて、シングルの B 面だけでのリリースになったというものです。

山口 いいね。確かに、歌詞の内容が過激っていうか、本質的っていうか・・・。

井出 ただ、キリスト教の感覚が強いイギリスやアメリカで神様を否定するっていうのはちょっとこ過激と捉えられたみたいですね。

一郎 でも、子供が純粋、素朴に思うことをそのまま歌にしてるっていうことでもあるよね。

井出 なので、きっかけは大学生達が作る、大学の中で流すカレッジラジオだったってことですよね。
 この曲はイギリスよりもアメリカで大きな話題となったんですね。XTC がライブツアーを辞めてしまってから遠ざかっていた人気が再びこの曲で戻ってきたとされています。で、この曲をきっかけにアメリカやカナダからテレビやラジオのオファーが殺到して、XTC は再び注目を集めていきます。
 で、その中でリリースされたのが、アルバム「Oranges & Lemons」ですね。このアルバムも本国イギリスよりアメリカでの評価が高い1枚となりました。その後 XTC はアメリカでの再人気の流れもあって、ライブツアーの再開を期待されました。日本では90年代にXTCの来日ライブを希望する署名運動が起きたほどだったそうですね。ただ、その後もXTCはは一切ツアーをすることはありませんでした。
 こうしてXTCは自分たちの曲作りのスタンスを変えないまま2006年まで活動を続けます。で、この曲作りや活動に対する衝突でメンバーは脱退を繰り返すんですね。2006年にアンディーとともにソングライティングの二本柱となっていたコリンが脱退します。で、ボーカルのアンディがメンバー一人になってしまったため現在は活動休止しているということなんですね。



Dear God XTC



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