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祝🐍巳年 切り絵動画 ヤマタノオロチ  Happy New Year of Snake Recitation Film"Kojiki (Ancient Japanese Legends),Yamatano-orochi-The Eight-Headed Serpent"" 

  昨年末、突然、腰痛に見舞われた。慣れぬ庭作業で歩行困難に。起床時などは着替えさえ出来なかった。それが始まったのが、ちょうどこの朗読動画に着手した頃である。 「蛇(オロチ)が降りてきた!」  これは退治せねば、と、三週間の格闘と度重なる「書き出し失敗」の末、完成したのが正月二日だった。お陰で、現在はなんとか歩けるまでに痛みは緩和している。悠久の魂魄が息づく神話と対峙するのは容易でない。恐るべし「言霊」である。 At the end of last year, I was suddenly struck by lower back pain. Unfamiliar garden work left me unable to walk. At times, like when getting up in the morning, I couldn’t even get dressed. This all began right around the time I started working on this reading video. “The serpent (Orochi) has descended!” I thought, I must vanquish it. After three weeks of struggle and countless "export failures," I finally completed it on January 2nd. Thanks to that, the pain has now eased to the point where I can walk somehow. Facing myths where eternal spirits reside is no easy task. The power of "kotodama" (the spirit of words) is truly fearsome. 太鼓朗読 古事記「八俣の大蛇」 Taiko Recitation: Kojiki "Yamata no Orochi–The 8-Headed Serpent" JPN Read/ENG Subs

なんのために???(アニメーターは偉い!)


動画を作っていると、つくづくアニメーターの忍耐強さに感嘆する。コンピューター処理なのだろうが、秒・ミリ単位の変化を数十枚に渡ってこつこつと描き積んでいく作業は、とても「好きこそ物の上手なれ」だけでやれるものではなさそうだ。確固たる目的感と使命感がなければ続かない。それがプロというものだろう。

連休前から、倦怠で押しつぶされそうな体に鞭打ち格闘していきた二作目もなんとか終わりが見えてきた。改良の余地は有り過ぎるほど有り、時間があればズ〜っといじっていたいくらいだが、そうも行かない。「デ ビュー」などと臆面もなく宣伝しておきながら、ひと月も更新出来ていないのだ。

しかし、元来、箸にも棒にもかからぬ文書ばかり書いてきた人間がそれをおっぽり出しての作業は困難を極めている。加えて、しぶとい疲労感。張り気味の下腹が、消費量より摂取量優位を告げている。「俺は一体、何がやりたいのだ」と、それこそ針穴に糸を通すような作業と、データ加重でブラックアウトする画面を前に呆然とさせられる。こんなことに時間をかけるより、一行でも二行でも原稿を書け!、ともう一人の自分が叫んでいる。もっとも、そのまたもう一人が「どうせ書いたところでボツさ」と虚無を主張。私は黒い画面に未来を見るようで、自暴自棄に卓袱台返ししたくなる。。。

受賞した、本を出した、優勝した、大入り満員・・・SNSはリア充の花盛りである。そのうちの一人が「なに、つまんないこと書いてんの」と笑う。その声が、私が取り組もうとすることに、私にとっての生き甲斐に水を差してくる。とりわけ、その主は非の打ち所なき才能ゆえ、返す言葉がない。周りもそちらの味方である。朗読なんて、動画なんて、ブログ、ツイッターなんて、、、と、いっそ捨ててしまいたくなる。また、無言の里に引きこもろうかという誘惑が強く働く。本当は誰のせいでもないのに。。。

「抱きて里に帰りけり」
二作目の結句である。でも、この物語はハッピーエンドなのだ。全曲、一時間以上かかる。最もお気に入りの部分のみ制作中。そのお陰で立っている。生きている。米でも生存しているが、それと同レベル、あるいは、それ以上に私を生かしてくれている。ナマコと違って、やはり、人間はパンだけでは生きれない、ケッタイな動物なのだ。。。



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