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注目

【12月8日に寄せて その2】中原中也「サーカス」(昭和九年) ー茶色い戦争ありました。。。 [On December 8th—Pearl Harbor Day] Nakahara Chūya’s Circus (1934): “There Was a Brown War…”

  「ゆあーん、ゆよーん」  天才詩人の残した不朽のオノマトペである。しかし、その何とも童話チックな響きとは裏腹に、その詩「サーカス」は、「戦争」というものの本質−−冷酷さ、嘘くささ、滑稽さ等々−−が、小学生でも分かる言葉で綴られている。「サーカス」は、それに踊らされている大衆なのか、当局なのか。。。この詩を収めた詩集『山羊の歌』は昭和九年が発刊年。青空文庫によると、12月10日というから、ほぼ91年前の冬だ。今の世界はどうなのか。暗い気持ちと向き合いつつ動画を作った。 “Yuaaan, yuyooon.” This is the immortal onomatopoeia left to us by a genius poet. For all its fairy-tale charm, the poem Circus in which it appears speaks of the essence of war—its cold cruelty, its falseness, its absurdity—in words that even a child could understand. Is Circus about the masses being made to dance, or about the authorities who pull the strings…? The collection that contains this poem, Goat Songs, was published in 1934. According to Aozora Bunko, the date was December 10th—so it was the winter almost ninety-one years ago. And what about the world now? I made this video while facing that darkness within myself.

あいにくの雨???


久々の雨

久々の雨である。
このところ30度に迫る暑さ続きと長引く倦怠感で、まさに「五月病」といった体調だったが、朝から小糠雨が涼気を運んでくれていて、少々癒された。

「あいにくの雨」とお天気オネエさんがよく使う。
誰にとっての「あいにく」なのだろう?
以前にも書いたが
池澤夏樹が「自然は人間になどお構いなし」と言っていた。
まさに、そうだ。
勝手に晴れて、勝手に雨になる。
どうしようもない。
体調も人生も、だ。
思い通りになりはしない。
それが、いかにも「思い通りになります!」と謳った本が
書店の(とりわけ、ビジネス書コーナーに)平積みされている。
サラリーマンが立ち読みする。
アマゾンで一位になったりする。
著者や出版元もそれを狙う。
世は資本主義全盛ゆえ、仕方ない。
「◯◯ファースト」ゆえ、仕方ない。
マザー・テレサは神話になってしまった。。。

疲労の重石で
畳に寝転ぶ
息が上がって
全てがどうでもよくなる

「そんなの、どうでもいい」とよく言われたが
それは「あなたなんて、どうでもいい」という意味だ

しかし
そんな嫌味さえ
本当にどうでもよく感じる
それほど疲労は私に無慈悲だ
まさに
自然のようである
「あいにく」も
「さいわい」もありはしない
それが真理である
真理はこちらが黙って
やり過ごすより仕方ない
ブログは編集出来ても
ゲノム編集は万能なのか?
お天気操作もか?

窓の外は雨
網戸から涼しい微風が心地いい
エアコンのカビ臭さはない
日舞のお師匠は今日が八十の誕生日
私は何歳生きるだろうか
「疲れた」と言って
スイスのお医者に頼もうか
そんなカネがあるなら
MacBookを買い換える
そして
売れる本を書くのだ
ああ
偉そうなことを言って
結局、私も資本主義の申し子
(マルクスに笑われる?)

ナマコになりたい
雨の日です。。。

資本主義国家だから仕方ない。。。

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